今月初めに「iOS 7.1脱獄の現状」という記事を投稿した際、iOS 7.1以降のファームウェアに対応した公開脱獄ツールが現在存在しないことをお伝えしました。Appleは7.1でevasi0n7が使用した脆弱性を修正し、これによりこの脱獄ツールの4ヶ月に及ぶ長きにわたる活躍に終止符が打たれました。
しかし、iOS 7.1が脱獄不可能だという意味ではありません。実際、winocmをはじめとする複数の人物から脱獄可能であるという証拠が提示されています。そして本日午後、悪名高いハッカーi0n1cが脱獄済みのiPhone 5c(iOS 7.1.1搭載)のスクリーンショットをツイートしたため、さらなる証拠が加わりました。
以下は彼が Twitter に投稿した写真と、それを説明する他のいくつかのツイートです。
これをここに置いておきます… pic.twitter.com/4UzalhUGjK
— ステファン・エッサー (@i0n1c) 2014年5月18日
ちなみに今日は日曜日です
— ステファン・エッサー (@i0n1c) 2014年5月18日
iOS 7.1.1のジェイルブレイクは、長い脆弱性チェーンに基づくものではありません。モバイルからカーネルへと広がる、たった一つのカーネルバグを悪用しているのです。
— ステファン・エッサー (@i0n1c) 2014年5月18日
もちろん、長年ジェイルブレイクを続けている方なら、i0n1cの経歴はよくご存知でしょう。iOS 4.3をはじめとする初期のジェイルブレイクで大きな役割を果たした後、彼はコミュニティを離れ、evad3rsやその他のジェイルブレイク関連の出来事について率直に発言する以外は、一切の活動をしていません。
期待しすぎないでください。i0n1cがiOS 7.1の脱獄アプリをリリースする可能性は極めて低く、私たちの知る限り、それに近いアプリを開発している人は他にいません。とはいえ、彼が7.1をハッキングできたという事実は、 実際に一般公開に向けて作業を進めているevad3rsをはじめとする開発者にとって朗報と言えるでしょう 。
何か他に進展があればお知らせします。