2020年はCEOにとって変化の時であるようだ。そして今度は、現CEOが退任するAT&Tが波紋を起こす番だ。
CNBCは金曜日、AT&Tの現CEOであるランドール・スティーブンソン氏が退任すると発表した。スティーブンソン氏に代わり、現最高執行責任者(COO)のジョン・スタンキー氏が2020年7月1日付でCEOに就任する。これはスタンキー氏にとって大きな転機となるが、数ヶ月前から準備が進められていた。
もちろん、2007年5月からAT&TのCEOを務めてきたスティーブンソン氏にとっても、これは大きな変化だ。その間、AT&Tは2013年のリープ・ワイヤレス買収、そしてその1年後の2014年にはディレクTVの買収など、信じられないほどの大型取引を数多く手がけてきた。しかし、最大の取引は2018年にタイム・ワーナーを850億ドルで買収したことだろう。
AT&TもT-Mobileの買収を試みたが、失敗に終わった。
一方、スタンキー氏は昨年9月にAT&Tの社長兼COOに任命されており、今回の移行の布石を打ったかに見えました。何が変わるかといえば、おそらく何もないでしょう!特に、AT&TとHBOが共同で5月に開始予定のストリーミングサービス「HBO Max」に関してはなおさらです。スタンキー氏もスティーブンソン氏と同様に、このサービスを全体的なビジネスモデルの不可欠な要素と捉えているため、AT&Tは今後もしばらくの間、このサービスに注力していくことになるでしょう。
変更は7月1日から発効します。