連邦通信委員会（FCC）は火曜日、AT&TにWi-Fi通話の提供開始を許可したとThe Vergeが報じている。委員会はAT&Tに対し、通常必要とされるTTY（障害者向けサービス）のサポートなしでWi-Fi通話を提供することを免除した。
AT&Tは先週、Appleが新型iPhone 6sを発売した9月25日にWi-Fi通話機能を導入する予定だったが、FCC（連邦通信委員会）からの承認が得られるまで導入を延期すると発表した。FCCが承認したため、この機能はまもなく利用可能になる予定だ。
また注目すべきは、FCCの対応に感謝する声明の中で、AT&Tが競合他社に対する行動を改めて求めたことである。
FCCがAT&Tの免除申請を承認し、Wi-Fi通話の提供を開始できることに感謝しています。同時に、なぜFCCはT-MobileとSprintの行為を依然として容認しようとしているのか、頭を悩ませています。両社は長年免除なしにこれらのサービスを提供してきました。FCCは、両社に対する執行措置、あるいは少なくとも調査を開始するどころか、事実上、同様の免除を申請するよう促し、FCC規則違反の過去の行為は無視すると示唆しているのです。
iOS 8で導入されたWi-Fi通話機能により、ユーザーはワイヤレス接続ではなく、ローカルWi-Fiネットワーク経由で電話をかけることができます。これは、特にサービスが不安定な地域で便利です。AT&Tは、iOS 9ベータテスト期間の大半において、複数のユーザーにこの機能の有効化と使用を許可しました。
出典：The Verge
