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サムスン、ビッグデータ不足でBixbyの英語版展開を延期

サムスン、ビッグデータ不足でBixbyの英語版展開を延期

サムスンのパーソナルデジタルアシスタント「Bixby」は現在韓国語版が利用可能だが、同社幹部が当初約束していたように今月末までに英語版がリリースされる予定はない。

コリア・ヘラルド紙が木曜日に報じたように(The Loop経由)、Bixbyの英語版のリリースが遅れているのは、Bixbyに英語を流暢に話せるようにトレーニングするために必要なビッグデータがサムスンに不足しているためだ。

サムスンの広報担当者は「ビクスビーの他言語版の開発は、主にビッグデータの蓄積不足のため、予想以上に時間がかかっている」と述べた。

サムスンのモバイル部門責任者、コ・ドンジン氏は4月に、Bixbyの英語版と中国語版をそれぞれ今年5月と6月に発表すると約束した。

サムスンは先月、米国の一部消費者向けにBixbyのベータ版をリリースしたが、同社が「要望や質問への対応という点では満足のいく結果ではなかった」と表現したため、賛否両論の反応があった。

カリフォルニア州のサムスンリサーチアメリカと韓国本社のエンジニア間のコミュニケーションの難しさも、Bixby の英語対応の遅れの原因とされている。

報告書で引用された情報源によると:

アメリカの多くのエンジニアがBixbyの英語版開発に全力を注いでいます。しかし、地理的な障壁と言語の壁により、韓国の経営陣への頻繁な報告やコミュニケーションが、韓国国内での開発に比べて進捗を著しく遅らせています。

これはサムスンにとって良いニュースではないだろう。3月にBixbyを目玉機能の一つとして搭載した最新のGalaxy S8シリーズを発表したからだ。新型端末には、Bixbyを素早く呼び出すための専用ボタンが側面に搭載されている。韓国のサムスンは、サードパーティ製アプリによるボタン機能の変更を防ぐソフトウェアアップデートまでリリースしている。

サムスンは昨年、AppleのSiriの開発元であるViv Labsを買収したが、同社のAI技術は、パーソナルアシスタントがより完成するまではBixbyには採用されないだろう。

ウォール・ストリート・ジャーナルは2日前、サムスンがBixby搭載のスマートスピーカーを開発中で、Amazon、Google、Apple、Microsoftなどの企業とテーブルトップデバイス分野で熾烈な競争を繰り広げている状況に加わると報じた。

Milawo
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