iOS 10.0～10.2向けのyalu102のリリース以降、最新の脱獄アプリを使用しているユーザーはCydiaストアで新規購入が行えなくなっています。これは全く正常な動作です。Saurikは、Cydiaと脱獄アプリの両方が一定レベルに達するまで、新しいファームウェアバージョンでの購入を無効にしています。これは、互換性のない脱獄アプリの購入と使用に起因する苦情、返金、デバイスの問題を防ぐためです。
本日、Cydia 1.1.28 がベータ版を終了しました。これは、その後の yalu102 ベータ ビルドの相対的な安定性と相まって、プラットフォームが有料取引を受け入れる準備ができていることに関して Saurik 氏を満足させたようです。
Cydiaの新バージョンは現在利用可能で、標準リポジトリであるCydia/Telesphoreoに自動的に表示されるはずです。ただし、iOS 10での購入を有効にするために新しいビルドをインストールする必要はありません。これはSaurikによってサーバー側で行われ、Cydiaのバージョン番号に基づいていません。逆に、iOS 10より前のファームウェアで脱獄しているユーザーは、もちろん既に購入が可能ですが、彼らもCydiaのアップデートを受け取ります。
Cydia 1.1.28の変更点については、ベータ版に関する私の記事で既に概説しており、パッケージ管理バックエンドであるAPTのメジャーアップデート、iOS 10のサポート、そしてCydiaの64ビットプロセスへの移行が含まれています。これにより、32ビット警告ダイアログボックスが削除され、プログラム内のリンクがクリックできなくなるバグが修正されます。また、Cydiaの親和性の高い必須パッケージであるTape ArchiveとDebian Packagerのアップデートも本日リリースされました。
iOS 10で購入システムが有効化されたことで、ユーザーはシステムファイルの改ざんや他のデバイスでTweakを購入するといった回避策に頼らなくても、お気に入りのModを入手できるようになりました。（ちなみに、最初の2つの回避策はそもそも悪いアイデアなので、決して試みるべきではありません。）Tweak開発者は、iOS 10に対応するようにアップデートされていれば、作成したTweakを現金と引き換えに自由に提供できるようになりました。
Saurik氏がiOS 10で決済システムを有効にしたからといって、すべてのTweakが即座に購入可能になるわけではありません。開発者は、有料TweakをiOS 10で購入可能にするために、手動で指定する必要があります。Saurik氏が行ったのは、準備が整い次第、課金を可能にするインフラへのアクセスを可能にすることです。
iOS 10の脱獄に、購入を待ち望んでいたキラーTweakはありますか？ 最新バージョンのCydiaはいかがでしたか？ ぜひ下記から教えてください。
