今週末は iRadio に関するニュースでいっぱいだった。複数の報道によると、Apple は来週の WWDC に間に合うように Pandora のような音楽サービスに関する交渉をまとめるべく、日曜日に Warner Music Group と合意に達したという。
そして今日も、ブルームバーグがこのサービスに関する新たなスクープを報じ、その傾向は続いています。同メディアは本日午後、AppleがiRadioへの広告掲載を待ちきれない企業のニーズに応えるため、モバイル広告の販売方法を刷新すると報じています…
ブルームバーグのアダム・サタリアノ記者は次のように伝えている。
来週、音楽ストリーミングサービスを開始する予定のアップル社(AAPL)は、楽曲を聴いている顧客にアプローチしたい企業のニーズに応えるため、モバイル広告の販売方法を刷新すると、事情に詳しい関係者が明らかにした。
同社は、より多くのビジネスを獲得するため、広告主に対してより柔軟な対応をとるための措置を講じてきた。アップルは、アプリ内で広告が掲載される回数が1,000回ごとに広告主に対し手数料を課し、さらに顧客がその広告をクリックするたびに2ドルの手数料を課している。同社に詳しい関係者によると、アップルは一部のケースでこれらの手数料のいずれかを廃止したという。
Appleはまた、メディアエージェンシーが100万ドルを投じて購入した広告枠を様々な広告主に利用できるように価格を引き下げた。また、Appleはアルコール販売会社からの広告獲得も開始したが、ジョブズ氏はiAd創設後、これに抵抗していたとある人物は語った。
記事はさらに、Apple はターゲティングに利用できるデータ、たとえば各ユーザーが購入してダウンロードした映画、音楽、書籍、アプリケーションの履歴などを強調して、広告主にネットワークを売り込んでいると伝えている。
おそらくもっと興味深いのは、ブルームバーグの記事の中で、Appleがストリーミング音楽サービスのWWDCでの発表を強く推進していると独自に確認したと報じている点だろう。これは、ニューヨーク・タイムズとCNETが最初に提唱した、既に信憑性の高い説にさらなる説得力を与えるものだ。何か大きな出来事がない限り、来週には発表されるだろうと予想されている。
いわゆる「iRadio」サービスについては具体的な詳細はほとんど明らかにされていないものの、噂話ではその内容についてはかなり大まかな情報が得られているようだ。あらゆる情報によると、このサービスは無料で利用でき、広告収入(Pandoraと同様)で運営され、曲の早送りや巻き戻しといった独自の機能を提供するという。
WWDCは来週月曜日の6月10日から14日まで開催されます。どうぞお楽しみに。