監視モードは、ジェイルブレーカーを目指す人だけでなく、DelayOTA 方式を使用して署名のないファームウェアにアップグレードし、アドオンを可能にするカーネル エクスプロイトを利用したい人にとっても重要です。最近の 2 つの例としては、iOS および iPadOS 15.0-16.1.2 の MacDirtyCow と、iOS および iPadOS 16.0-16.6 ベータ 1 の kfd があります。
デバイスを監視対象にするには、これまでのチュートリアルで紹介した従来の方法では多少の手間がかかりますが、iOS 開発者のuz.raとleminlimez がSupereviseと名付けた新しい MacDirtyCow と kfd のアドオンの助けを借りれば、単純なトグル スイッチでこれを実現できるようになりました。
インストールが完了すると、Misakaパッケージマネージャーアプリからアドオン上で3D TouchまたはHaptic Touchジェスチャーを使用して、Supervise設定パネルにアクセスできます。以下に示す設定パネルには、監視モードに関連する2つの便利なオプションが含まれています。
ご覧のとおり、監視モードをオンデマンドでオンまたはオフにするトグル スイッチと、監視対象デバイスに通常表示される見苦しい「このデバイスは監視されています」というテキストを非表示にするトグル スイッチがあります。
デバイスが監視対象になっている間は、DelayOTAソフトウェアアップデート方式をご利用いただけるようになります。これにより、ファームウェアが署名なしになってから最大90日以内であれば、署名なしファームウェアへのアップデートが可能になります。また、デバイスのカスタマイズも一部可能になります。
Superevise は脱獄不要ですが、MacDirtyCow または kfd エクスプロイトの影響を受けるデバイスにのみインストールできます。Superevise を試してみたい方は、Misaka パッケージマネージャーアプリから入手できます。
Misaka をまだ利用していない場合は、以下のいずれかのチュートリアルを使用してダウンロードしてインストールできます。
- iOS 15.0-15.4.1でTrollStoreを使ってMisakaに永久署名する方法
- Sideloadlyを使ってMisakaをどのファームウェアでもサイドロードする方法
Supereviseアドオンをご利用になりますか?ぜひ下のコメント欄でお知らせください。