人気のクラウドストレージ新興企業 Dropbox は本日、Dropbox Open London カンファレンスで、ハードディスクの容量がどれだけ小さくても、Dropbox にどれだけ多くのデータがあっても、実際に必要なときまで Mac のストレージ容量を占有することなく、通常どおり Finder からファイルにアクセスできるように取り組んでいると発表した。
「Project Infinite」というコードネームが付けられたこの取り組みにより、Dropbox 内のどのファイルを即座にダウンロードし、どのファイルを参照するかをユーザーが決定できるようになります。
Dropbox には以前から選択同期機能があり、Mac デスクトップ クライアントで同期する Dropbox フォルダを簡単に選択できます。ただし、選択同期では、同期対象としてマークされていないフォルダは Finder からアクセスできなくなります。
それが Project Infinite の目的です。
Project Infiniteでは、ファイルをリクエストするだけで、クライアントはファイルの全コンテンツをMacにダウンロードします。ダウンロード後、ユーザーはファイルを編集したり、一般的な操作を実行したりできます。Dropboxは変更内容を即座にクラウドにアップロードします。
下記に埋め込まれたプロモーションビデオからもわかるように、Macで参照されているDropboxファイルの横には小さなクラウドアイコンが表示されます。オンデマンドダウンロードはバックグラウンドで行われるため、ユーザー側で追加の操作は必要ありません。
動画では、10テラバイトという巨大なクラウドファイルが、ローカルマシン上ではわずか28メガバイトのデータしか占めていないことがわかります。もちろん、ファイルをダブルクリックして開くと、デスクトップクライアントがファイル全体をコンピューターにダウンロードするように指示します。
「ネットワークドライブの遅延やウェブアプリの不便さを感じることなく、フォルダを素早くドリルダウンして必要なものを見つけることができます」と同社は説明している。「さらに、ファイルサイズや作成日、更新日といった重要な情報をデスクトップのファイルシステムから確認できるため、ダウンロードは不要です。」
オフラインファイルアクセス機能も搭載されます。この機能を使用すると、1つまたは複数のファイルを選択してMacのディスクにローカルコピーとして保存し、インターネットに接続せずにアクセスできるようになります。
これらの新機能は、当初はDropbox Businessユーザーを対象とします。ビジネスユーザーの間で商業的な成功を収めた場合、DropboxはProject Infiniteを一般ユーザーアカウントにも導入することを検討します。
出典: Dropbox