金曜日の報道によると、AppleのiPhoneはアメリカでトップのスマートフォンブランドであるだけでなく、アメリカで最も収益性の高い製品でもあるという。世界のスマートフォン市場全体の約5分の1、つまり米国だけでも約40%を占めるにもかかわらず、iPhoneは業界トップクラスの40%の営業利益率を誇り、2012年のAppleの売上高1565億ドルの半分以上を生み出している。この利益率は、MarketWatchによると「わずか」324億ドルのiPadのほぼ2倍だ。
MarketWatchのコメント:
アップルとサムスンの間の特許訴訟の結果公開された文書によると、2010年4月から2012年4月までのアップルのiPhoneの粗利益率は49%から58%で、iPadのほぼ2倍だった。
アップルのタブレットは昨年、5,830万台を販売し、324億ドルの売上を上げた。
対照的に、iPhoneの売上は急増しており、同時期に1億2500万台以上が販売され、2011年より73%増加し、Appleは驚異的な805億ドルの収益を上げた。
鍵となるのは通信事業者による端末補助金で、スティフェル・ニコラウスの最近の分析によると、1台あたり425ドルに達する可能性がある。利益率は縮小しているかもしれないが、利益率が高いとされる他の米国製品と比較すると、その額は非常に大きい。
たとえば、第 2 位の Marlboro は 30 パーセントの利益率と 190 億ドルの売上高を誇ります。
MarketWatchの記事で言及されている他の製品には、エナジードリンク会社モンスター(第3位、利益率26.7%、売上高19億ドル)、コカコーラ(第4位、利益率25%、2012年の売上高143億ドル)、子供向け栄養食品メーカーのエンファミル(営業利益率24%、売上高23億ドルでトップ5入り)などがある。
iPhone 5の受注をめぐる最近の騒動とそれに伴う株価下落で強調された利益率の縮小にもかかわらず、iPhoneの40%の利益率はApple全体の利益率35.3%を上回っている。
Appleが低価格帯の端末に進出するとの噂が、同社の利益に悪影響を与えるのではないかと懸念する声もある。しかし、スマートフォン全体の売上に占める割合は小さいものの、最大限の利益を搾り取るAppleの能力を考えれば、今日のiPhoneのランキングは驚くべきものではない。
米国スマートフォン加入者の39%がiPhoneを使用しているものの、Androidプラットフォームは国内加入者の50%以上が選択していると、調査会社comScoreが本日発表した。