米食品医薬品局は金曜日、健康関連アプリやソフトウェアの規制に関しては不干渉の姿勢を取ると決定した。
VentureBeatの報道によると、単にデータを伝達・追跡するだけのアプリは、特定の医療アドバイスを提供するアプリのようにFDAによる特別な承認を必要としないため、そのまま残されるという。これは、4月に発売されるApple Watchにとって大きなニュースとなるだろう。
「このガイダンスは、医療機器からデータを受信、送信、保存、または表示する技術に対して規制を強制しないというFDAの意図を裏付けるものです」とFDAの声明には記されている。「この方針の最終決定が、これらのデータをより有効に活用し、表示するための新たな技術開発の推進力となることを期待しています。」
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、医療機器メーカーのデクスコムは、この規制を受け、市場で広く普及している自社の糖尿病血糖値モニターの測定値をApple Watchに表示するアプリを開発している。現在開発中のこのアプリは、データをシンプルなグラフに変換し、手首を一目見るだけで確認できる。
手首で簡単にデータを確認できる利便性は、こうした医療アプリの大きなセールスポイントとなるでしょう。例えば、血糖値トラッカーのようなアプリは、血糖値が低くなりすぎた場合にユーザーに警告を発するといったことも可能でしょう。
Appleは4月の発売に先立ち、Apple Watch向けアプリの受付をまだ開始していないが、開発者向けに開発を開始するためのツールを提供している。
FDAが非介入的な姿勢をとったのは良いことだ。しかし、今後もこの姿勢が続くのだろうか?
FDAの声明は次のように続いています。「この分野におけるイノベーションが真に発展することを意味するため、大変喜ばしいことです。これは、FDAがアクセサリに関する最近のガイダンスで、アクセサリに関連するリスクが必ずしも親医療機器のリスクと同じではないことを認めていることから、非常に自然な展開です。」
出典:WSJ経由VentureBeat