つい昨日のことのように感じますが、イタリアの開発者 Silvio Rizzi による iOS および OS X 向けの人気 RSS クライアントの 2 番目のメジャー バージョンである Reeder 2 が App Store でリリースされてから、実に 2 年以上経ちました。
また、Reeder の Mac 版は 2015 年 9 月にバージョン 3.0 にアップグレードされましたが、iOS 版にもメジャー アップデートが予定されているのではないかと予想されていました。
さて、本日Reeder 3がApp Storeに登場しました。既にアプリをお持ちの方は無料でアップデートできます。Reeder 3には多くの新機能が搭載されていますので、主な新機能の概要をご紹介します。
ピーキングとポップ
Reeder 3にはiPhone 6sまたはiPhone 6s Plusの3D Touchによるホーム画面ショートカットはありませんが、Rizziはアプリ内にPeekとPopのジェスチャーを実装しています。フィード内のエントリを軽く押すだけで、クイックプレビューがポップアップ表示されます。
指を押したまま上にドラッグすると、下部に「既読/未読としてマーク」、「スター」、「ブラウザで開く」の 3 つのオプションが表示されます。
もちろん、画面を強く押すとプレビューが全画面モードになります。Reeder 3では、前バージョンからSafari View Controllerという大きな改良点が追加されました。
iOS 9 のまったく新しい API である Safari View コントローラーは、パスワードの自動入力、閲覧履歴、広告ブロッカーなど、アプリ内ブラウザーに新しい機能をもたらします。
Reeder 3では、アプリ内ブラウザでアイテムを開くとSafari View Controllerが起動します。以前のバージョンと比較すると、Safari View Controllerはユーザーインターフェース、速度、機能の面でSafariのウェブブラウジングエクスペリエンスをほぼ再現しています。
3D Touchと組み合わせることで、Reeder 3の高速アプリ内ブラウザでは、Safariと同じスワイプジェスチャーで記事を素早く切り替えることができます。ちなみに、Safari View Controllerはエッジスワイプで閉じることができます。
豆知識
Reeder 3はiOS 9のSplit View(左右に並べて表示)マルチタスクモードに対応しています。対応デバイス(iPad Air 2、iPad mini 4、iPad Pro)をお持ちであれば、Webサーフィンやメールチェックなどをしながら、お気に入りのRSSフィードをReeder 3でチェックできます。
特に嬉しいのは、リスト表示で好みのフォントサイズを設定できる新しいオプションがアプリに導入されたことです。iPad Proをお持ちの方は、Reeder 3が12.9インチの美しく高解像度なディスプレイを最大限に活用してくれるのでご安心ください。
Reeder 3 のその他の改良点と便利な機能を以下に示します。
リーダー3のハイライト
Reeder 3 では次の改善が利用可能です。
- 同期サービスとしてのInstapaper
- アプリ内ブラウジング用の Safari View Controller
- iOS 9の分割ビューのサポート
- 記事リストでの記事プレビューのための3Dタッチサポート
- iPad Proのサポート
- フォントサイズのオプションをリストする
- 記事ビューアのフォントオプション
- 更新されたUI
- スマートフォルダの未読数とスター数
- 未読/スター付きアイテムがない場合、未読/スター付きビューでスマートフォルダを非表示にする
- 「すべてのアイテム」表示モードに、既読アイテムのみを表示する新しい「アーカイブ」フォルダ(未読アイテムやスター付きアイテムは表示されません)
前述のとおり、以前のバージョンを購入した人にはこのアップデートは無料です。
可用性
Reeder 3をご利用いただくには、iOS 9.0以降を搭載したiPhone、iPad、またはiPadが必要です。英語版のみのダウンロードサイズはわずか8.5MBです。
Reeder 3はApp Storeで4.99ドルです。