パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は月曜日に調査ノートを発表し、アップルは消費者向け電子機器の新たな分野を開拓するために拡張現実デバイスの開発に取り組む小規模チームを擁していると主張した。
「仮想現実や拡張現実の分野の業界関係者との会話に基づいて、Appleには拡張現実の分野で研究と調査を行っている小規模なチームがあると考えています」とマンスター氏は書いている。
マンスター氏は投資家に対し、アップルが拡張現実(AR)分野で製品を発表するのは10年先になるかもしれないが、「アップルがこの分野に早くから参入していることは、同社がコンピューティングの次の進化に備えていることを示している」とし、アップルウォッチのファッション性へのこだわりが強みになるかもしれないと語った。
「本質的に、このグループは、デザインによって最終的にファッショナブルになり、社会的に受け入れられるウェアラブル インターフェースを理解しようとしているようです」とマンスター氏は書いています。
バロンズ紙は、マンスター氏が月曜日の朝にCNBCに出演し、自身の情報によるとアップルは「社会的に不名誉がなく、グーグルグラスにはない実用性を備えた」デバイスの開発に取り組んでいるようだと語ったと報じている。
我々はAppleにコメントを求めて連絡を取った。
Google Glassは、Googleの拡張現実(AR)に対する失敗作である。アナリストや批評家から否定的な評価を受けた後、Googleの幹部は再活性化を図るためにこのプロジェクトを抑制してきた。iPodの立役者であるトニー・ファデル氏が現在、Googleでこのプロジェクトを率いている。
過去5年間、Appleのテレビに関する予測で業界では悪名高いマンスター氏は、「業界の人々と話してきたことから、Appleがテレビの開発に取り組んでいることは明らかであり、時間が経てば私たちは自由になると思います」とも付け加えた。
マンスター氏はCNBCで、長年にわたりテレビに関する度重なる予測が的外れだったことを認めたが、現在のセットトップボックスを対象としたAppleのウェブTVサービスの噂を受けて、テレビが開発中であると依然として信じている。
パイパー・ジャフレーのマネージング・ディレクター兼シニア・リサーチ・アナリストである同アナリストは、アップル( AAPL )の投資判断を「オーバーウェイト」とし、目標株価を160ドルと据え置いた。月曜日の日中取引では、AAPLの株価は 128.33ドル (1.02%上昇)で推移した。
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出典:バロンズ