今週発売される7.9インチiPad miniにより、Appleは事実上Amazonのホームグラウンドに参入することになる。タブレット市場全体は依然としてAppleが優勢と言えるかもしれない。しかし、Kindle Fireの販売実績が2年続くAmazonは、7～8インチタブレット市場を独占している。
そしてご想像の通り、AmazonはAppleにその市場を譲るつもりはありません。先週末、AmazonがiPad miniとKindle Fire HDの比較表をホームページの中央に掲載していることに人々が気づき始めました…
価値ある広告配置についてお話しましょう。正確な数字は見つかりませんでしたが、AlexaによるとAmazon.comは世界で10番目に人気のあるウェブサイトだそうです。つまり、毎日何百万人もの人々がこのサイトにアクセスし、今まさに上記のKindle Fire-iPad miniの広告を見ているということです。
この広告に加えて、Amazon は iPad mini に関する Gizmodo の記事からの次の引用も掲載しました。
「…Appleの7.9インチタブレットは、競合の7インチタブレットに比べてピクセル数がはるかに少ない！ 粗悪な画面を詰め込んで、値段を高くして、他社が妥協していると非難するなんて？ ずるい！」
確かに、この広告はかなり正確です。Kindle Fire HDのディスプレイはiPad miniよりも解像度が高く、Fireのステレオスピーカーの方が音質が良いとしても驚きません。また、Wi-Fiモデルだけを考えれば、Kindle Fire HDは130ドルも安いです。
しかし、もし本当にこの2つのタブレットの長所と短所をリストアップしたいのであれば、ビルドクオリティ、ユーザーエクスペリエンス、アプリの選択肢といった要素も含める必要があります。つまり、特定の機能だけを厳選すれば、古いブラウン管テレビの音質を新しい液晶テレビよりも良くできるのです。
しかし、最終的には消費者の意見が重要です。この広告は、Amazonが2つのタブレットのどちらにするか迷っている顧客を獲得するのに役立つことは間違いありません。実際、AmazonはiPad miniの発表イベントの翌日、Kindle Fire HDの販売台数が過去最高を記録したと発表しています。
一方、iPad miniの発売週末がAppleにとってどうだったかは、本日中に明らかになるはずです。Appleの米国ウェブサイトによると、iPad mini（Wi-Fiのみ）の初期予約在庫は72時間以内に完売したとのことです。つまり、この数字は素晴らしいものになるはずです。
Amazon の Kindle Fire HD と iPad mini を比較した広告についてどう思いますか?
