Appleは月曜日に発表したプレスリリースで、ネットワーク大手のCisco社との提携を発表しました。この提携は、iOSエンタープライズユーザー向けに「ファストレーン」を提供することを目指しています。この取り組みは、iOSデバイスとアプリ向けにCisco社のネットワークを最適化し、iPhoneをCisco社のエンタープライズ環境に統合することを目指しています。
目標は、iPhone と iPad 上の企業顧客に「独自のコラボレーション」の機会を提供することです。
iPhoneとCiscoビデオプラットフォーム
Cisco は、モバイル、クラウド、Cisco Spark、Cisco Telepresence、Cisco WebEx などのツールにわたって iOS 向けソフトウェアを最適化することを約束しました。
「iOSは世界最高のモバイルプラットフォームであり、今日ではフォーチュン500社とグローバル500社のほぼすべてがiOSをモバイル戦略の中心に据えている」とアップルのティム・クックCEOは語った。
iPhoneとiPadは「現代の労働者にとって不可欠なツールとなり、仕事のやり方を変えている」と同氏は述べ、「シスコと協力することで、企業にiOSの可能性を最大限に引き出し、従業員が愛用しているデバイスを使って生産性をさらに高めるためのツールを提供できると信じている」と語った。
Cisco ネットワークと iOS デバイスは両方とも、ユーザーにさらに優れたパフォーマンスを提供することを目標に、より効率的かつ信頼性の高い連携を実現するように最適化されます。
両社はすでに、iPhoneをシスコの音声・ビデオプラットフォームと連携させるためのソリューションの開発に注力しています。これらの取り組みは、「会議体験を刷新」し、モバイルワーカーに「iPhoneとデスクフォンをシームレスにつなぐ」体験を提供することが期待されます。
アップル、シスコ、そして「iPhone」という名前
2007年夏にiPhoneを発売した直後、AppleとCiscoは、Ciscoの「iPhone」という名称の使用をめぐる商標侵害訴訟で和解を発表しました。和解を発表する声明の中で、両社はセキュリティ、消費者および企業向け通信の分野における相互運用性の可能性を模索することを約束しました。
本日の発表はその約束を果たすものとなります。
企業におけるiOS
昨年の夏、クパチーノの同社は、iPhone や iPad を使用する企業顧客にまったく新しいクラスのビジネス アプリを提供することを目的とした同様のビジネス指向のパートナーシップを IBM と締結しました。
出典: Apple、Cisco