Apple は昨日の Final Cut Pro X Creative Summit で、同社のノンリニアビデオ編集ソフトウェア Final Cut Pro X に搭載されるいくつかの新機能を披露しました。
専門家のアレックス・ゴルナー氏、ピーター・ウィギンズ氏、リチャード・テイラー氏が出席し、今年後半にリリース予定のFinal Cut Pro Xバージョン10.4の新機能に関する様々な詳細をツイートしました。Appleはクパチーノ本社で、今後発売されるiMac Proで動作する8Kタイムラインなど、今後の新機能のツアーを案内しました。
まず第一に、今回のアップデートでは、AppleがiOS 11とmacOS High Sierraで導入した高効率ビデオコーディング(H.265)のサポートが有効になります。H.265を使用すると、画質を劣化させることなく、H.264コーデックの半分のサイズで4Kおよび8Kビデオを作成できます。
iPhone 8 で撮影し、iOS で編集した #4K HEVC タイムラインを開くと、次のバージョンの Final Cut Pro X で開きます。Today at Apple #fcpx pic.twitter.com/LLXBoVxelN
— Alex '4D' Gollner ⧜ (@Alex4D) 2017年10月28日
これにより、iPhone 7以降で4K H.265ビデオを撮影したユーザーは、Final Cut Pro Xのタイムラインで映像を開くことができるようになります。さらに、Final Cut ProユーザーはiOS版iMovieからタイムラインを直接インポートし、バーチャルリアリティコンテンツ(クリップの向きを含む)を作成したり、HDRビデオをエンコードしたりできるようになります。
Final Cut Pro X の次期バージョン #fcpx の #vr ビデオが Apple で本日公開されました pic.twitter.com/mTeXee1CXm
— Alex '4D' Gollner ⧜ (@Alex4D) 2017年10月27日
このアプリは、2種類のヘッドマウントディスプレイへのフィードに対応します。新しいバーチャルリアリティツールは、Appleのモーショングラフィックスソフトウェア「Motion 5」でもサポートされます。
最後になりましたが、今回のアップデートでは、4K (3,840 x 2,160 ピクセル) および 8K (7,680 x 4,320) 解像度を定義する HDR Rec. 2020 カラー スペースのサポートが追加されるほか、カラー ホイールやホワイト バランス ピッカーなどの新しいカラー コントロールも追加されます。
イベントで発表されたすべての内容の完全なまとめについては、ウィギンズの FCP.co ウェブサイトをご覧ください。
Final Cut Pro は Mac App Store から入手できます。