新型iPhoneの発売が遅れたことで、Appleは中国市場での地位を失っている。調査会社IDCによると、中国におけるAppleのスマートフォン販売シェアは19%だったが、第2四半期にはほぼ半減し10%となった。同時に、中国市場シェア19%でスマートフォン販売トップの韓国サムスンが、Appleと再び競合関係にある。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、Appleの「業績不振は、消費者が今秋の最新iPhoneの発売を待ち望んでいることが主な原因だ」と報じている。複数の情報筋によると、iPhone 5は9月21日頃の発売が有力視されている。中国のハイエンドスマートフォン市場は依然として海外ブランドが優勢だが、国内メーカーの台頭も進んでいる。
IDCによると、中国のレノボは中国スマートフォン市場シェア11%で第2位に浮上し、第1四半期の5%から8%のシェアから拡大した。同様に、ZTEは10%で第3位、ファーウェイは9%で第5位となっている。
IDCによれば、第2四半期の携帯電話販売台数の51%をスマートフォンが占め、フィーチャーフォンを上回った。