モルガン・スタンレーによると、アップルは来月から複数の新型iPhoneの生産を開始する予定

ウォール街の著名なアップル観察者は、アップルの製造パートナーが6月か7月に複数の新型iPhoneモデルの生産を開始し、新型スマートフォンが9月頃に発表されると予想している。

このアナリストノートは、シャープが来月からiPhone 5Sスクリーンの大量生産を開始する準備を進めているという本日の報道や、Appleのロードマップに複数のiPhoneが記載されているという他の報道と合致しているが、おそらく最も興味深いのは、iPhone需要の落ち込みは終わったようだという話だ。

また、他の人々によって裏付けられた追加発言の中で、モルガン・スタンレーのアナリスト、ケイティ・ヒューバティ氏は水曜日、投資家に対し、たとえ価格が安くなくても、アップルは中国で多くのiPhoneを販売できるだろうと語った…

「アナリストは、香港と台湾での会合を踏まえ、Appleの新端末は9月頃に発売される可能性が高いと考えている」とApple Insiderは今朝報じた。火曜日には、シャープがiPhone 5S用液晶ディスプレイの量産を6月に開始する可能性があるとの報道があった。

ハバティ氏はまた、中国などのプリペイド市場をターゲットにしたアップルのiPhoneは、たとえ端末価格が160ドルの適正価格よりも高かったとしても、大きな支持を得るだろうと述べた。

業界観測筋は以前から、アップルに対し、サムスンなどのライバルの低価格のアンドロイド製品と競合し、新興市場での地位を向上させることができる安価なiPhoneを導入するよう求めてきた。

最近、アップルが過去にiPad miniやiPod nanoでやったように、中価格帯のiPhoneを開発すればサムスンのユーザーの大多数を獲得できると主張する人もいる。

おそらく、モルガン・スタンレーのアナリストのコメントの中で最も興味をそそられたのは、アップルの投資家を心配させた供給危機は終わったようだという安心感を与える言葉だった。

「iPhone 5は、出だしは緩慢だったものの、現在では通信事業者の販売数量の期待に応える軌道に乗っており、iPhone 4の値下げは短期的には需要を刺激する可能性がある」と彼女は顧客向けのメモに記している。

5インチのiPhoneとより低価格のiPhoneの両方が、Appleの通信事業者パートナーにとって「市場カバレッジを拡大」する可能性がある。

すでにお伝えしたように、一部の観測筋は、Appleがより多くの通信事業者と提携することで市場を大幅に拡大できると考えている。iPhoneを提供する通信事業者に対してAppleが課しているいくつかの要求が、新規通信事業者の契約数の伸び悩みの原因だとされている。