iPhoneを買えるチャンスを期待していたT-Mobileの顧客にとって、ここ数ヶ月は厳しい状況が続いています。まず、同社が今年中にAppleの端末を提供するという噂は事実上否定されました。そして、あのAT&Tによる買収騒動もありました。
つまり、T-Mobileの加入者はSIMフリーのiPhoneを持ち歩くしかなくなるようです。これは何年も前から可能でしたが、3Gデータ通信が利用できないため、あまり人気がありませんでした。しかし、最近の報道によると、SIMフリーのT-Mobile iPhoneでも3Gデータが利用できるとのことです…
T-Mobileの非公式ブログであるTmoNewsは、SIMロック解除済みのiPhoneユーザーの一部がT-Mobileの3Gネットワークに接続できたと報じています。同サイトは、ユーザーがその証拠として、上記のような写真をアップロードしたチャットフォーラムを紹介しています。
どうやら、米国の一部地域では、T-Mobileが1900MHz帯のPCS帯域を他の通信事業者から「リファーム」しているようです。これは、自社のHSPA+「4G」ネットワークのために行われているものです。そして、1900MHz帯はGSMのiPhoneでサポートされているため、3Gが利用可能になっています。
このサービスは一部の地域でのみ利用可能です。T-Mobileは主に1700/2100 AWS帯域をネットワークに使用しており、iPhoneはこれをサポートしていません。再配分された1900MHz帯域は、ネバダ州、ユタ州、カリフォルニア州、およびその他の北西部の州で利用可能と言われています。
しかし、3G データはこれらの地域では決して「確実なもの」ではありません。
「現時点でこの信号を見つける可能性がいかに低いかを強調しきれません。しかし、T-Mobile の 1900MHz PCS 帯域に関する計画が不明なため、今後この信号がさらに出現する可能性はありますが、繰り返しますが、その可能性は低いでしょう。」
いずれにせよ、SIMフリーのiPhoneユーザーの一部がT-Mobileで3Gの速度を享受しているというのは興味深いことです。これは長らく不可能と思われていたことです。このことが、このキャリア、そしてiPhoneの将来にとってどのような意味を持つのか、非常に興味深いところです。
