iPhone 6の発売までにサファイアの生産増強が間に合わず連邦破産法第11章の適用を申請したGTアドバンストテクノロジー社との契約は破談になったが、アップルはまだこの貴重な宝石を完全に諦めたわけではない。
フォーカス台湾が水曜日に報じたところによると、フォックスコンが中国中部に建設予定の26億ドル規模の工場では、耐久性と保護性能を高めるために合成サファイアクリスタルを使用したアップルのモバイル機器用スクリーンを量産する予定だという。
ブルームバーグが先週報じたように、台湾では鴻海グループとしても知られるフォックスコン・テクノロジー・グループは、今後2年間で新工場建設に800億台湾ドル（約26億ドル）を割り当てている。
この工場は、フォックスコンの最大の顧客であるアップル向けにモバイルスクリーンを独占的に生産し、2000人以上の従業員を雇用する予定です。報道によると、アップルからの「専用生産能力の緊急要請」を受けて建設が進められているとのこと。
現在、フォーカス台湾がこの問題にさらなる光を当てている。
どうやらフォックスコンは中国中部の河南省鄭州市政府と、iPhone 6組み立て工場に隣接する133ヘクタールの土地にディスプレイ工場を建設する契約を結んだようだ。
「新工場は、次世代のAppleデバイス向けサファイアディスプレイを製造する予定だ」と報道されている。報道を受けて、台湾のサファイアメーカーの株価は水曜日の朝に急騰した。
一方、クパチーノの同社は、十分な供給を確保するため、傷に強いスクリーンの採用について「慎重に評価」を続けている。
ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つサファイアは、高価で合成が難しい。アリゾナ州メサにあるGTが運営する施設が稼働していれば、世界のサファイア生産量の半分以上を担っていただろう。
Appleは現在、Touch IDホームボタンとiSightカメラレンズにサファイアガラスを採用しています。今後発売される腕時計型スマートウォッチ「Watch」と「Edition」の両モデルにも、傷に強いサファイアガラススクリーンが採用されます。
[Focus Taiwan、GforGames経由]
