GoogleはGoogle Glass ExplorerプログラムをGoogle Xから卒業させ、Google傘下の正式な部門とする計画だとFortune誌が報じている。GoogleはNestの共同創業者兼CEOであるトニー・ファデル氏をGlass部門の責任者に任命し、実験的な誕生当初からプロジェクトを率いてきたアイビー・ロス氏に指導を行う。
ファデル氏は、昨年自身が経営するサーモスタット会社ネストがグーグルに32億ドルで売却されたのを機に同社に入社した。同氏は、初代iPodを開発したチームに所属し、アップルでは幹部を務めた経験を持つ、家電業界のベテランだ。
Google Glassの経営陣交代は、プロジェクトへの期待が薄れ始めた時期に行われました。そのため、Googleは1月19日以降、Explorerプログラムを通じて個人向けのGlass初期バージョンの販売を停止します。ただし、企業や開発者向けには引き続き業務用アプリケーション向けにGlassを販売します。
ファデル氏は Glass チームを率いて、2015 年に Glass の新バージョンをリリースする予定です。Google は新バージョンの具体的な機能についてはまだ沈黙を守っていますが、おそらくプログラムに参加するために 1,400 ドルを支払う意思のある開発者よりも、一般ユーザーをターゲットにしたものになると思われます。
ファデル氏は引き続きNestの監督も行う。
出典:フォーチュン