新しいレポートによると、Appleは来月、次世代iPad 5と同時にRetinaディスプレイ搭載のiPad miniをリリースする予定はないかもしれないが、サプライチェーン上の証拠からその可能性がほとんどないと主張している。
このニュースは市場調査会社IHS iSuppiから発信されたもので、iPad 5は予定通り10月に発売される見込みだが、Retina miniの生産量から判断すると2014年のデビューになりそうだと報告している。
CNET は次のように報じている。
IHS iSuppliのタブレットおよびモニター研究担当ディレクター、ローダ・アレクサンダー氏によると、「AppleのiPad 5は予定通り10月に発売されるようだが、MiniのRetinaバージョンはそうではない」とのこと。
「Retina Miniの発売時期は不透明です。生産量を考えると、2014年第1四半期(Q14)の発売が妥当でしょう」と彼女はCNETに語った。
しかし彼女はすぐに「でもAppleのことだから、何とも言えない」と言い訳した。つまり、Appleが製品を発表しても、必ずしもiPad 5と同時に出荷されるとは限らないということだ。
ここ数ヶ月、Retinaディスプレイ搭載のiPad miniについては矛盾した情報が飛び交っています。当初の報道では、今年はそのようなタブレットは発売されないとされていましたが、最近の報道では、発売が近いとの見方が出ています。
以下は、高く評価されている Apple アナリストのミンチー・クオ氏による 9 月のメモです。
しかし、iPad mini 2の発売は2013年後半に延期される可能性があると我々は考えています。他のブランドベンダーも、今後3~6ヶ月の間に7~8インチの高解像度タブレットを次々と発売すると予想されているため、iPad mini 2が来年発売予定であれば、市場でのチャンスを失う可能性があると考えています。
Kuo氏の示唆、そして本日発表されたIHS iSuppliのレポートが裏付けているように思われるのは、Appleがパネル歩留まりの低さにもかかわらず、Retina iPad miniを今年中に発売することを決定したという点です。そのため、発売時の在庫が少ない、入手が遅れる、あるいはその両方が予想されるでしょう。
いずれにせよ、ここ数週間続いたシェルリークは、次世代iPad miniの発表が近づいていることを示唆しています。Appleは来月、この新型タブレットを、デザインを一新したiPad 5と同時に発表すると考えられています。