まさかこんな話は作り話ではない。ロイター通信は、中国北部の天津市にあるサムスンSDIの工場で水曜日に小規模な火災が発生したと報じている。このニュースがニュースになるのは、工場内で発生した不良バッテリーを含む廃棄物が火災の原因と報じられているからだ。
この事件はサムスンと地元の緊急サービスによって確認された。
サムスンの広報担当者は、火災は鎮火したと発表した。死傷者や工場の操業への重大な影響は報告されていない。
サムスンSDIの広報担当者、シン・ヨンドゥ氏は、火災は生産ライン自体ではなく、不良電池などの廃棄物を保管する施設の一部で発生したと述べた。地元消防署は、生産工場内のリチウム電池と一部の半製品が火災の原因であることを確認した。
消防隊員110人と消防車19台が出動し、消火にあたった。
韓国の複合企業サムスンSDIの子会社であるサムスンSDIは、モバイル機器や電気自動車向けのリチウムイオン電池を製造しています。中国にある5つのSDI生産拠点の一つである天津工場では、主に携帯電話用の小型電池を生産しています。
サムスンは、昨年バッテリーの欠陥により世界中でリコールが発生し、サムスンSDIとアンペレックス・テクノロジーの営業利益が53億ドル減少した不運なNote 7にバッテリーを供給していた。韓国の財閥系企業は1月、Note 7の不具合はサムスンSDIとアンペレックス・テクノロジーのバッテリーにそれぞれ発見された2つの欠陥が原因だと発表した。
中国のAmperex社がNote 7の交換用バッテリーを供給した。
いずれにせよ、サムスンSDIは今年第1四半期にサムスンの次期主力スマートフォンGalaxy S8向けのバッテリー供給を開始する予定だ。
出典:ロイター