アップル、戦略見直しで自動車プロジェクトの一部を閉鎖

ニューヨーク・タイムズ紙によると、アップルは自動運転車に関する計画を再検討しているという。同紙は金曜日、関係筋の話として、同社が自動運転車プロジェクトの一部を中止し、数十人の従業員を解雇したと報じた。

これらの動きは、Appleがたびたび噂してきたプロジェクト「Project Titan」のコードネームに関わる問題の最新の兆候だ。7月には、新リーダーのボブ・マンスフィールド氏率いるチームが、車両の開発から自動運転システムの開発へと重点を移行したと報じられていた。

アップルは、他の大手テクノロジー企業が競合の取り組みを推し進めようとしているのと時を同じくして、自動運転車に関する計画を再検討している。 この件について説明を受けたものの公の場で発言することを禁じられた3人の関係者によると、アップルは最も野心的な取り組みの一つを縮小し、自動運転車プロジェクトの一部を閉鎖し、数十人の従業員を解雇したという。

アップルは約2年前から電気自動車の開発に着手し、社内各部門のエンジニアに加え、業界横断的にバッテリーや自動車の専門家を招聘してきた。1,000人以上の従業員を擁するこのチームは、研究開発費として数十億ドルを費やしたとみられている。

そして、同社はこの分野で一定の進歩を遂げている。ニューヨーク・タイムズ紙によると、同社は現在、閉鎖された環境で限定的なルートを走行する完全自動運転車を複数台試験中だという。しかし、情報筋によると、この技術が主流になるにはまだまだ何年もかかるという。

出典：ニューヨーク・タイムズ