LTEはまだ世界の一部の地域では利用できないかもしれませんが、アメリカでは間違いなく旋風を巻き起こしています。米国の大手通信事業者4社のうち3社がLTEネットワークを稼働させており、4位のT-MobileもまもなくLTEネットワークを開始する予定です。
実際、2010年にLTE技術を市場に初めて投入したVerizonは、4Gネットワークを約500の市場で展開しています。そして同社によると、現在ではデータ負荷の約50%が4Gネットワーク経由で伝送されているとのことです。
FierceWirelessは今週、CESでVerizonのネットワークエンジニアリング担当副社長にインタビューする機会を得ました。同氏は、同社のデータ通信量の約50%がLTEネットワーク経由で伝送されていると述べています。この数字は昨年10月の35%から大幅に増加しています。
「LTEネットワークのパフォーマンスには非常に満足しています」と、ベライゾン・ワイヤレスのネットワークエンジニアリング担当副社長マイク・ハーバーマン氏は、 2013年コンシューマー・エレクトロニクス・ショーで行われたFierceWirelessとのインタビューで語った。
また、同氏は、ネットワークの信頼性(顧客がLTE接続を確立する能力)はVerizonのCDMA EV-DOネットワークとほぼ同じであると述べたが、具体的な統計情報については明らかにしなかった。
さらに、このレポートによると、同社は早ければ今後5年以内に、すべてのデータトラフィックをLTEネットワーク経由で伝送できるようになると予想しています。この技術が世界の多くの地域でまだ新しく、普及が遅れていることを考えると、これはかなり驚くべきことです。
ハーバーマン氏はまた、ベライゾンが現在LTEで2億7,350万人をカバーしており、これは全米のネットワーク網の約89%に相当すると指摘した。比較対象として、AT&TのLTEネットワーク(公平を期すために記しておくと、まだ導入から1年しか経っていない)のカバー範囲はわずか1億5,000万人に過ぎない。
ベライゾンのローウェル・マクアダムCEOは今週初め、LTE関連の興味深い統計データを発表しました。CEOは、前四半期末時点で同社の加入者の23%がLTE端末を使用しており、新規ポストペイド加入者の85%も同様にLTE端末を使用していたと発表しました。
ベライゾンは早ければ来年半ばにもLTEネットワークを完成させる計画だ。