iOS 7の新機能: Wi-Fiホットスポット2.0

昨日、Appleが基調講演で語らなかったiOS 7の24の機能のリストを掲載しました。まあ、語られなかった機能はおそらく何百もあるでしょう。しかし、これらはイベント終盤にティム・クック氏の背後で示されたスライドにリストされていました。

上の画像にもあるように、リストされている機能の一つがWiFi HotSpot 2.0です。この技術に馴染みのない方のために説明すると、デバイスが認証なしで携帯電話ネットワークと公衆Wi-Fiネットワーク間をシームレスに切り替えることができるようになります…

ArsTechnica の Jon Brodkin 氏は次のように説明しています。

Hotspot 2.0は、Wi-Fi AllianceのPasspoint認定プログラムを支える技術仕様です。昨年お伝えしたように、Passpointの目標は、携帯電話ネットワークのWi-Fi拡張機能を構築し、サービスプロバイダがトラフィックのオフロードを容易にし、ユーザーに高速インターネット接続を提供することです。ユーザーは、パスワードを入力する代わりに、SIMカードを挿入したデバイスを所有することで、ネットワークへの自動認証が可能になります。Passpoint対応ホットスポットの範囲内にあるPasspoint対応デバイスは、自動的にホットスポットに接続し、WPA2セキュリティのメリットを享受できるようになります。

私が理解しているのは、米国全土に何千もの Wi-Fi スポットを持つ AT&T などの通信事業者を利用している場合、iOS 7 搭載の iPhone は、ユーザーが何もしなくてもこれらのホットスポットの 1 つに切り替わるということです。サービスが悪いエリアには最適です。

もちろん、Passpointがこれらの機能を実現するには、大規模なホットスポットネットワークが必要です。現時点でどれだけの数が存在するかは不明ですが、ArsTechnicaによると、30のプロバイダーがPasspointの試験運用を行っており、今年後半には導入が予定されているとのことです。