Skype は中国で問題に遭遇した最新のアプリです。
同国の公安省はマイクロソフトのVoIPおよびメッセージングアプリの禁止を検討している可能性があり、現在アップルに同国のApp Storeから同アプリを削除するよう強制している。
ニューヨーク・タイムズ紙の火曜日の報道によれば、人口13億3000万人のこの国の多くのサイトからマイクロソフトのメッセージングサービスも消えたという。
Appleの広報担当者は声明で、「公安部から、複数のVoIP（ボイスオーバーインターネットプロトコル）アプリが現地の法律を遵守していないとの通知を受けました。そのため、これらのアプリは中国のApp Storeから削除されました」と述べた。
マイクロソフトは、Skypeアプリを「できるだけ早く」復活させるべく取り組んでいると述べた。
同紙は、Skypeがアプリストアから削除されたことは、「中国政府による数十年にわたるオンライン情報の流れの管理と監視の取り組み」の最新例だと指摘している。中国は通常、エンドツーエンド暗号化を使用しているアプリやサービス、あるいはユーザーのフルネームでアカウントを識別する規則に準拠していないアプリやサービスをブロックしている。
Skypeはまだ完全に禁止されておらず、現在も中国国内でサービスを継続していますが、いつまで禁止されるかは不明です。中国政府のグレート・ファイアウォールは以前、WhatsApp、Facebook、Telegramなどの多くのメッセージングアプリに加え、GmailやTwitterなどの人気サービスへのアクセスをブロックまたは制限していました。
中国当局は過去に、Appleに対し、中国への輸入前に全製品に対するネットワーク安全性評価を実施するよう強制し、安全上の懸念からLTE対応のApple Watch Series 3モデルの販売を阻止し、中国国内でのiBooks StoreとiTunes Moviesサービスを停止するよう要求した。
