Apple の iPadOS 14.5 ソフトウェアは、iPad スマート フォリオ ケースを閉じるとオンボード マイクを無効にします。これは同社がプラットフォーム全体でユーザーのプライバシーを強化し続けるためのもう 1 つの方法です。
これは、第 8 世代 iPad、第 4 世代 iPad Air、第 2 世代 11 インチ iPad Pro、第 4 世代 12.9 インチ iPad Pro でサポートされています。
実は、マイクのプライバシーに関する機能はこれが初めてではありません。
ソフトウェアによるマイクのプライバシー強化
iDBが報じたように、2020年モデルのiPad Proは、対応するケースを閉じると内蔵マイクが物理的に切断されます。これにより、盗聴を確実に防ぐことができます。Macラップトップでも、蓋を閉じた状態でマイクが物理的に切断される仕組みは同じです。
2020 iPad Pro および Mac ノートブックでは、Apple Web サイトのプラットフォーム セキュリティ ドキュメントで説明されているように、マイクのアクセスをオフにするための物理スイッチが必要です。
2020年以降のiPadモデルには、ハードウェアによるマイク切断機能も搭載されています。Made for iOS(MFi)準拠のケース(Appleが販売するものを含む)をiPadに装着して閉じると、マイクがハードウェア的に切断され、マイクの音声データがいかなるソフトウェアにも利用されなくなります。iPadOSのルート権限やカーネル権限を持つソフトウェア、あるいはファームウェアが侵害された場合でも、マイクの音声データが利用できなくなります。
そこでAppleはiPadOS 14.5で、ハードウェアマイク切断機能を搭載していないiPadにもハードウェアベースのプライバシー保護を拡張しました。これらのデバイスでは、ケースが閉じているときにアプリがタブレットのマイクにアクセスするのをソフトウェアの力で阻止する仕組みになっています。
これはいつ iPad に搭載されるのでしょうか?
互換性のある iPad モデルのいずれかをお持ちで、スマート フォリオ ケースを併用している場合は、今年の春頃に iPadOS 14.5 が一般公開されたときに、強化されたマイクのセキュリティを活用できるようになります。
Apple は iPadOS 14.5 の 2 番目のベータ版をリリースしました。
Apple の登録開発者またはパブリック ベータ テスターの場合は、Apple の開発者 Web サイトからデバイスに iPadOS 14.5 ベータ版をインストールして、今すぐこの機能を試すことができます。