ドイツの新聞ハンデルスブラットは、ドイツの自動車メーカーであるダイムラーとBMWが、コードネーム「プロジェクト・タイタン」と噂されている電気自動車に関してアップルと協力しないと報じている。
関係筋によると、ダイムラーおよびBMWとの電気自動車に関する協力協定交渉は終了したという。BMWとの交渉は昨年決裂した。
ダイムラーとの交渉は最近終了したと報じられているが、プロジェクトの主導権は誰にあるのか、データの所有権はどの企業にあるのかといった重要な問題をめぐってのものだ。3社とも、交渉が行われたことを認めていない。
「アップルは自動車を自社のクラウドソフトウェアに密接に組み込むことを望んでおり、一方ドイツの自動車メーカーは顧客データ保護を将来の戦略の重要な要素に据えている」と報告書には記されている。
アップルは、噂されている電気自動車の製造パートナーを探していると報じられている。ドイツのメディアは、この電気自動車は「少なくとも部分的に自動運転」になると報じている。アップルにiCar製造の専門知識を提供する可能性のある企業の一つは、他の自動車メーカー向けに高級限定車を製造しているカナダとオーストリアの企業マグナ社だと考えられている。
例えば、BMWは今後7年間で10万台以上の車両製造をマグナに委託しています。マグナはBMWのミニ・ペースマンとクラブマンも製造しています。ドイツの有力紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングは数日前、iPhoneメーカーであるBMWがベルリンのオフィスで電気自動車プロジェクトのためのドイツの技術と専門家を探していると報じました。
そして最後に、Electrek.coは、Appleがテスラの元副社長でアストンマーティンのエンジニアであるクリス・ポリット氏を特別プロジェクトに採用したことを報じました。ポリット氏はテスラで、モデルSとモデルX、そしてモデル3のシャーシ開発に携わりました。
そして陰謀はさらに複雑になる…
出典:ハンデルスブラット