Appleはここ数年、ワイヤレスイヤホン用のカスタムBluetooth無線チップの開発に取り組んできたとForbesが報じています。同誌は、このプロジェクトに詳しい情報筋の話として、このイヤホンは今秋にも発売される可能性があると報じています。
もしこれが事実なら、Appleが9月に新型iPhoneを発表する予定であることを考えると、タイミングとしては理にかなっていると言えるでしょう。新型iPhoneは従来のヘッドフォンジャックを搭載しない見込みで、同社がワイヤレス化に全力を注いでいることを示唆しています。
この低消費電力Bluetoothチップは、Appleが2013年に買収したスタートアップ企業Passif Semiconductorが開発した技術に基づいています。しかし、このプロジェクトはパフォーマンス面で問題を抱えています。Appleは当初、このBluetoothガジェットを2015年に発売する予定でしたが、Bluetoothのパフォーマンス問題により発売が延期されたと、情報筋はFORBESに語りました。「Appleでは、100%動作しない場合はカットされるのがルールです」と情報筋は述べています。AppleのワイヤレスイヤホンにApple製のカスタムBluetoothチップが搭載されるのか、それともサードパーティ製のチップが使用されるのかは、まだ不明です。
このプロジェクトについて耳にするのは今回が初めてではありません。今年1月には、Appleがバッテリーパックとしても機能するキャリングケース付きの完全ワイヤレスのインイヤーヘッドホンを開発中であると複数の報道がありました。
また、Appleが「AirPods」という用語(ワイヤレスイヤホンのブランド名としては理にかなっている)を商標登録したと報じられていることや、2014年にBeatsを買収して非常に成功したヘッドフォンメーカーを獲得したことも注目に値する。
出典:フォーブス
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