AdAgeは本日午後、Appleが今年後半にiPhoneとiPad向けに新しい動画広告「iAds」を展開する予定だと報じました。同社の計画に詳しい関係者の話として、同メディアはこれらの「インタースティシャル」広告がiOSデバイス上で自動的に全画面で再生されると報じています。
現在のiAdsの仕組みでは、ユーザーはモバイルバナーをクリックしないとブランドの広告動画を再生できないため、目立ちにくくなっています。新しいフォーマットでは、開発者はゲームのレベル間など、画面遷移の瞬間にテレビCMのような広告を表示できるようになります。
AdAge レポートからさらに詳しくご紹介します。
関係者はこれらの新しい動画広告を「インタースティシャル」と表現しており、アプリ内でユーザーが行っている作業を中断させるものだと示唆しています。おそらく、ゲームのレベルをクリアした後や記事を読み終えた後など、遷移の瞬間に広告が表示されるでしょう。
Appleが動画iAdsをどのように、またどのような価格で販売する予定なのかは不明です。ある人物は、Appleが「数週間前」にひっそりと展開した広告エクスチェンジを通じて販売する可能性があると指摘しています。Adweek誌は12月に、Appleが広告エクスチェンジの立ち上げを検討していると報じていました。エクスチェンジの詳細は不明ですが、オークションで販売される広告は、直接販売チームが売り込む広告よりも収益性が低い傾向があります。
このサイトは、これらの新しい動画広告は、AppleがiAdネットワークへの広告主の関心を再び呼び起こすための手段かもしれないと推測している。2010年に導入されたこの広告プラットフォームは市場での定着に苦戦しており、Appleは広告掲載料を100万ドルからわずか10万ドルに引き下げざるを得なかった。
しかし、AppleはiTunes Radioで成功を収めており、日産、ペプシ、マクドナルドといった有名クライアントから最大1,000万ドルの広告枠を獲得したと報じられています。この新しいフォーマットが広告主、そして何よりもユーザーにとってどのような影響を与えるのか、興味深いところです。
アプリやゲームの「移行の瞬間」にビデオ広告を見なければならないことについてどう思いますか?
