iPhone 8の生産は新たな障害に直面していると言われている。台湾メディアDigiTimesが火曜日に報じた不確かな報道によると、5.8インチOLEDディスプレイパネルの入手が限られているため、発売時の売り上げが伸び悩む可能性があるという。
同業界紙は業界筋の話として、Appleが2017年にOLEDベースのiPhoneを最大6000万台出荷するのは難しいだろうと伝えている。
「9月に予定されている製品イベントで新型スマートフォンが発表されるまでに、OLEDベースの新型iPhoneデバイスは300万〜400万台しか出荷準備が整っていないだろう」と記事には書かれている。
同紙は、組み立て工場の歩留まりとOLEDパネルの供給がクパチーノの同社にとって「問題になる可能性が高い」と述べる以外、OLEDスクリーンの供給が限られているとされる理由については明らかにしなかった。
この報道を鵜呑みにするのは危険だ。サムスンディスプレイは最近、2017年にiPhone 8向けに少なくとも8000万枚のOLEDパネルを製造するという有利な供給契約をアップルと交渉したからだ。
実際、韓国ヘラルド紙によると、この韓国の複合企業は、2018年のiPhone 9と、まだ公表されていない対角6.5インチのスクリーンを持つAppleデバイスの両方にOLEDスクリーンを供給すると言われている。
さらに、iPhoneの組み立て業者であるフォックスコン、ペガトロン、ウィストロンも、中国の組み立てラインにさらに多くの労働者を採用する取り組みを強化しており、iPhone 8の大量生産が間もなく開始されることを示唆している。
それに加え、Appleの主要チップサプライヤーである台湾積体電路製造(TSMC)の5月の収益は前月比20パーセント増加したが、これはiPhone 8のA11プロセッサをAppleに出荷したことが一因となっている。
iPhone 8のモックアップ(記事上部、Benjamin Geskin提供)