次期 Apple Watch SE が本当にアルミニウムを捨ててプラスチックを採用するのであれば、特に子供たちの興味を引く、もっと魅力的なカラーが出てくるかもしれない。
マーク・ガーマン氏は最近、将来のApple Watch SEのケースにアルミニウムではなくプラスチックが使用され、より軽量で製造コストが削減されるだろうと主張した。ガーマン氏はブルームバーグのPower Onニュースレター最新号で詳細を述べ、アルミニウムの代わりにプラスチックを使用することでデバイスが「より子供に優しく」なるだろうと述べている。また、この素材によって「現行のラインナップよりも豊富なカラーバリエーションが可能になる」と推測している。
Apple Watch SEはiPhone 5cのような瞬間を迎えるかもしれない
現在第2世代のApple Watch SEは、既に250ドルという競争力のある価格設定となっているが、私は必ずしもさらに値下げされるとは考えていない。Appleが安価な素材を使うことで節約した分を消費者に還元するとは考えにくい。むしろ、コスト削減はAppleの利益率を高めるだろう。これは単に見た目の問題のようだ。
価格低下が役に立たないと言っているのではない。むしろ役に立つだろう。適正価格であれば、親は子供に時計を買うことをより容易に正当化できるだろう。しかし、あからさまにプラスチックだったiPhone 5c（2013）から何かを学んだとすれば、それは色が重要であるということだ。Apple Watch SEは価格に見合った優れた価値を提供しているが、シルバー、ミッドナイト、スターライトのカラーオプションには物足りないところが多い。これらのカラーバリエーションは地味で、落ち着いた色合いには刺激や活気のかけらもないと私は思う。Apple Watch SEは子供には真面目すぎるように見えるが、カラフルな外観であれば理想的には子供世代にアピールできるだろう。
Appleの色彩実験
Appleは最近、色彩の実験を通してデザイン言語を調整しているようだ。プロ向けデバイスは地味な色で、オレンジ、緑、黄色、赤などはコンシューマー向けデバイスに取っておく、という発想のようだ。
オールインワンデスクトップのiMacは、目を引くカラーオプションを提供しています。標準のiPhoneも同様です。消費者向けのMacBook Airは鮮やかな色は用意されていませんが、少なくともシルバーやスペースグレイが苦手な人は、ゴールドのようなスターライトやドラマチックなスペースグレイを選ぶことができます。
しかし、マーケティング名に「Pro」の頭文字が付くAppleデバイスのカラーは、どれも魅力的ではありません。iPhone Proの落ち着いたカラーリングはその好例です。Macに関しては、MacBook Proは標準のシルバーとスペースグレイの2色展開で、Mac ProやMac Studioといったプロ向けデスクトップはシルバーのみとなっています。
