Podcaster（iPhoneにPodcastを直接ダウンロードできるアプリケーション）がAppleに却下されたことが、ブログ界で大きな騒動を巻き起こしたことは周知の事実です。Appleは「PodcasterはPodcastの配信を支援するため、iTunesのPodcastセクションの機能を複製する」と正当化しました。しかし、Appleに承認されているにもかかわらず「複製」のカテゴリーに容易に分類されるアプリケーションが数多く存在することを考えれば、この言い訳はあまりにも的外れです。開発者たちは、自分たちの苦労の成果が正当な理由もなく無駄になってしまうという、Appleの奇妙なポリシーに動揺しました。
Podcaster開発者にとってさらに追い打ちをかけるように、Appleは次期iPhone 2.2ファームウェアにPodcaster風の独自機能を搭載する予定です。Schimanke.comに掲載されているiPhone 2.2ファームウェア（ベータ版）のスクリーンショットをご覧ください。
iPhoneでApp Storeボタンをクリックすると、画面下部に「ポッドキャスト」オプションが表示されます。このポッドキャストボタンをクリックすると、お気に入りのポッドキャストを検索し、iPhoneに直接ダウンロードできます。Wi-Fiまたはモバイルデータ通信（3G、Edge）をご利用いただけます。ビデオポッドキャストのダウンロードにも対応しています。ただし、新しいファームウェアでも1ファイルあたり10MBのダウンロード制限が適用されるため、Wi-Fi接続が必要です。
総じて言えば、Podcaster開発者にとっては痛手だったとしても、Appleが優れた機能を盛り込んだことは認めざるを得ません。Apple独自のPodcasterのおかげで、新しいファームウェア2.2を待つ理由がまた一つ増えたと言えるでしょう。
