Epic GamesのUnreal Engineは、Infinity Blade三部作をはじめとする数々のグラフィックを駆使したゲームで広く利用されており、本日バージョン4.9にアップグレードされました。新機能には、iPhoneおよびiPad向けゲームのグラフィック向上、リモートプッシュ通知の利用、開発者に認証、データベース、ストレージサービスを提供するAppleのCloudKitフレームワークのサポートなど、数多くの特典が含まれています。
Unreal Engine 4.9は公式サイトからダウンロードできます。
Unreal Engine 4.9 のその他の注目すべき改善点としては、効率的な動的シャドウ、移動可能なライトとデカール、改善されたアプリ内購入機能、および次のような多数の優れた機能があります。
- 指向性ライトからの動的に調整されたキャラクターの影。
- ダイナミックポイントライト。
- デカールがモバイル レンダラーでサポートされるようになりました。
- Unreal Engine の SteamVR プラグインには、使いやすさとパフォーマンスを向上させるための多くの主要な修正が含まれています。
- メッシュ距離フィールドを使用したフルシーンのパーティクル衝突。
- モーション コントローラーは、共通の抽象化レイヤーを通じてサポートされるようになりました。
- 階層的詳細レベル (HLOD) の高速プレビューとクラスタリング。
- 固定ライトのエリア シャドウ。
- アンビエントオクルージョンマテリアルマスク。
- ウィジェットの深さの順序。
- 新しい ArchVisCharacter プラグインは、建築視覚化アプリケーションやキャラクター アニメーションに適したすぐに使用できるコントロールを提供します。
- Windows 10 での試験的な DirectX 12 サポート。
Unreal Engine 4.9 の機能の完全なリストは、公式 Web サイトでご覧いただけます。
前述の機能強化の中でも、モバイルデバイス向けの新しいダイナミックポイントライト機能は特に印象的です。以下に埋め込まれたアニメーションGIFからもわかるように、ゲーム開発者はこの機能を活用することで、爆発、発射物、パーティクルエフェクトといった短時間の視覚効果を強化できます。
照明対象となるオブジェクトごとに最大4つの動的ポイントライトがサポートされていますが、ポイントライトから投影される動的シャドウはモバイルではまだサポートされていません。このバージョンのUnreal Engineには、iOS向けのFlurryモバイルアナリティクスプラグインが統合されている点が興味深いところです。
出典: アンリアルエンジン