アップルはアマゾン・スタジオからモーガン・ワンデル氏を国際ビデオ開発の責任者として採用したが、この動きは数ヶ月前から準備されていたとバラエティ誌が先週末に報じた。
彼は今月末からアップルのカルバーシティオフィスに勤務し始める予定だ。
アップルのワールドワイドビデオの国際クリエイティブ開発部門の新責任者として、ワンデル氏は「世界中で受け入れられる大作映画」の開発を任されることになる。
この幹部は、ソニー・ピクチャーズTVの現社長ジェイミー・エルリヒト氏とザック・ヴァン・アンバーグ氏に報告することになる。アップルは両氏を6月に雇用し、今後12カ月で10億ドルの予算でオリジナル番組を制作する予定だ。
彼は以前、ヴァン・アンバーグ氏とエルリヒト氏と共同で、CBSのソニー・ピクチャーズ制作のテレビパイロット版『スニーキー・ピート』の開発に携わっていたが、これはアマゾンに移管された。
ワンデル氏のLinkedInプロフィールによると、同氏は2013年からアマゾンに勤務していた。
アマゾンで彼が指揮を執った他のシリーズには、エミー賞を受賞した「高い城の男」やゴールデングローブ賞を受賞した「ゴリアテ」、さらに近日公開予定の「ジャック・ライアン」や「マーベラス・ミセス・メイゼル」などがある。
アマゾン入社以前、このプロデューサーはABCスタジオで数年間勤務し、「グレイズ・アナトミー」「LOST」「デスパレートな妻たち」「プライベート・プラクティス」「クリミナル・マインド」「ゴースト 〜恋の解剖学〜」などの人気番組を手掛けていた。
ワンデル氏はキャリアの初期に、学校内教育ネットワーク「チャンネル・ワン」の開発を指揮した。