Microsoftは本日、iOS向けSkypeアプリのアップデート版の提供開始を発表しました。バージョン6.25にアップデートされたSkype for iPhoneとSkype for iPadは、SiriKitに対応し、Siriと連携して音声だけで通話やメッセージの送受信が可能になります。また、これらのアプリはCallKitも活用しており、VoIP Skype通話は通常の携帯電話通話と同様に操作でき、ロック画面に全画面で連絡先画像が表示され、iOS 10デバイスでは「最近使った項目」や「お気に入り」と連携します。
Siri統合
SiriKitを使用すると、アプリは特定のアクションをSiriに公開できるため、音声を使ってサードパーティサービス経由でメッセージを送信するなどの操作が可能になります。Skype for iOSにSiriKitが統合されているため、「Hey Siri、SkypeでSébastienに電話して」などのSiriコマンドを使って、相手のSkype情報が連絡先に保存されていれば、すぐにSkype通話を開始できます。
「10月には、このSiriKit機能をSkype for Business iOSアプリにも拡張し、ビジネスユーザーがSiriコマンドを使用して同じように簡単にアクセスできるようにします」とSkypeは述べています。
CarPlayのおかげで、車内でもSkype通話の発信や受信ができます。設定→Siri→AppサポートでSkypeのスイッチをONにして、Siri連携を有効にしてください。
電話とロック画面の統合
これまで、VoIPの着信はロック画面に退屈な通知として表示され、操作すると該当アプリが起動するだけでした。CallKitのサポートにより、Skypeからの着信はロック画面に全画面で表示され、連絡先の画像と通常の携帯電話やFaceTime通話と同様の通話中コントロールが利用できるようになります。
標準の内蔵コントロールを使用して、Skype通話と通常の通話を切り替えたり、応答したりすることもできます。さらに、Skypeの連絡先は電話の「お気に入り」に表示され、不在着信と着信履歴は電話の「最近」に記録されるようになりました。
この CallKit 機能は、10 月に Skype for Business iOS アプリに組み込まれる予定です。
連絡先の統合
CallKitが提供するもう一つの機能は、標準の連絡先アプリにVoIP連絡先を統合することです。CallKit対応アプリでは、ハンドルをデフォルトの連絡方法として設定することもできます。
Skypeの場合、Skypeで接続しているすべての連絡先の連絡先カードは、Skypeの情報で自動的に更新されます。連絡先カードからSkypeの連絡先に電話をかけるには、画面上部の青い通話ボタンを長押しし、利用可能なサービスの一覧からSkypeを選択します。
同様に、Skypeアプリを起動することなく、連絡先から直接Skypeインスタントメッセージセッションを開始できるようになりました。さらに、通話ボタンのデフォルトの連絡方法としてSkypeを設定したり、Skypeの連絡先を携帯電話のお気に入りに追加したり、Skypeの連絡先リスト内で自分の連絡先とボットをより簡単に区別したりできるようになりました。
上記の機能に加えて、iOS 版 Skype 6.25 では、Skype クレジットをイスラエル シェケルで支払えるようになりました。
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