Apple、Walletアプリに新しい「後払い」機能とその他のアップデートを発表

Appleの重要なWWDC基調講演が進行中で、同社はiOS 16に予定されている多くの変更と改善を発表しているところです。その中には、新しいIDインタラクション、拡張されたスマートキーサポート、新しいPay Later機能を含むWalletアプリの大きなアップデートがあります。

ここでの目玉は「Apple Pay Later」です。ユーザーは、商品（複数可）の購入価格を4回の均等月払いに分割できます。Apple Pay Laterへの申し込みは、Apple Payでチェックアウトする際、またはWalletで行うことができます。Mastercardネットワークを利用し、Apple Payが利用可能なオンラインまたはアプリ内であればどこでも利用できます。既に同様のサービスを提供している企業はいくつかありますが、Apple Payにこの機能が組み込まれることで、大きな影響が生まれるでしょう。

さらに、Apple Pay Order Trackingを利用すると、参加加盟店でのApple Payでの購入について、詳細なレシートと注文追跡情報をWalletで受け取ることができます。また、Wallet内でApple Pay Laterでの注文を追跡、管理、返金することも可能です。

鍵とIDのサポート拡大に関しては、Appleによると、ユーザーはWallet（現在は一部の州でのみサポート）内のIDを年齢確認や本人確認などに利用することをアプリに許可できるようになるとのことです。また、Wallet内の自宅、ホテル、オフィス、車の鍵をメッセージアプリ経由で共有することも可能になります。