iPhone 8、あるいはメディアが愛情を込めて10周年記念iPhoneと呼んでいるモデルは、Apple Watchの画面や新型MacBook Proのタッチバーで使用されている比類のない有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ技術を採用すると予想されている。
OLEDは従来のLCDパネルよりも製造が難しく、コストも高いため、iPhone 8にOLEDベースのスクリーンを搭載するという決定により、Appleは3月四半期に約5,000万ドルの追加コストがかかる可能性があると、AppleInsiderが月曜日に入手したCowen & Companyのティモシー・アルキュリ氏の投資家向けメモには記されている。
前述の通り、OLEDパネルは個々のピクセルを照らすために電力を大量に消費するバックライトを必要としないため、より鮮明な画像と低消費電力を実現します。アルキュリ氏は以前、Appleの次期iPhoneには、SamsungのGalaxy S7 Edgeシリーズに搭載されているものと同様の、5.8インチの「固定フレックス」型ラップアラウンドOLEDディスプレイが採用されると予想していました。
Appleの生産量要件を考えると、ライバルメーカーがiPhone 8がスマートフォン向けOLEDスクリーンの供給をすべて食い尽くしてしまうのではないかと懸念しているのも無理はありません。世界最大のOLEDメーカーであるサムスンディスプレイは、少なくとも2018年まではOLED搭載iPhone向けパネルを独占供給するはずです。その年にはシャープ、LGディスプレイ、ジャパンディスプレイといったサプライヤーがOLED生産を増強すると予想されています。
興味深いことに、Cowen & Co.のアナリストは、Appleの3月期の粗利益率が12月期と同じ38.8%にとどまると予想している。Appleは明日、2016年12月期の決算を発表する予定だ。
アルキュリ氏は、12月四半期のiPhone出荷台数を合計7,600万台と予想している。さらに、iPadの販売台数は1,350万台、Apple Watchの販売台数は540万台と見込んでいる。興味深いことに、同氏はホリデーシーズンの四半期におけるiPhone SEの出荷台数をわずか800万台と推定している。
今朝、アルキュリ氏はウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し、2015年12月期のiPhone 7の販売台数において、iPhone 7 PlusがiPhone 6s/Plusの販売台数よりも大きな割合を占めたと語った。また、3月期については、iPhoneが5,050万台、iPadが1,000万台、Apple Watchが250万台に達すると予測している。
出典:AppleInsider