Apple をどれだけ信頼していても、このチュートリアルでは iCloud 分析データを同社と共有するのをやめる簡単な方法を紹介します。
iOS 10.3 および macOS 10.12.4 のリリース以降、iPhone、iPad、Mac ユーザーは、Apple に iCloud データを分析させることで、Apple の製品やサービスの改善に協力できるようになりました。
iCloudデータ(メールやテキストメッセージのテキストスニペット)の分析により、AppleはSiriなどのインテリジェント機能やサービスの向上に役立てています。iCloud分析データの共有を有効にすると、Appleがデータポイントを個人と結び付けることを不可能にする厳格な基準が適用されます。差分プライバシーなどのプライバシー保護技術により、AppleはiCloudデータがいかなる形でも個人と関連付けられないようにしています。
Apple はユーザーの選択を尊重するために、もちろん iCloud 分析の共有を簡単にオプトアウトできるスイッチを組み込んでおり、その方法を説明します。
iCloud分析の共有をオプトアウトする
iOS と macOS の両方の手順を概説しました。
iPhoneまたはiPadの場合
- 設定アプリを開きます。
- 下にスクロールして「プライバシーとセキュリティ」をタップします。
- 画面下部の「分析と改善」をタップします。
- 「iCloud 分析を共有」ボタンを探してオフに切り替えます。
ユーザーの観点から見ると、iCloud 分析の共有を無効にしても、iPhone や iPad の使用に目に見える影響が出ることはありません。
Macの場合
- システム設定を起動し、左側のサイドバーから「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
- 下にスクロールして、「分析と改善」をクリックします。
- 「iCloud 分析を共有」をオフにします。
古いバージョンのmacOSをご利用の場合は、「システム環境設定」 > 「セキュリティとプライバシー」に移動し、「プライバシー」タブを選択します。その後、左側のサイドバーから「アナリティクス」を選択し、 「iCloudアナリティクスを共有」のチェックボックスをオフにしてください。
iCloudアナリティクスを無効にするかどうかは個人の選択です。個人的には、製品やサービスの体験向上につながるのであれば、多少のプライバシーの犠牲は厭いません。今回のケースでは、AppleはあなたのiCloudデータをあなたやあなたのiCloudアカウントと紐付けることができないため、特にiOSやmacOSでAppleが使用する人工知能(AI)の精度向上につながるのであれば、このオプションを無効にする理由はないと思います。しかし、繰り返しますが、これは個人の判断です。
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