Apple Musicの登録者数が3,000万人を「優に超える」と、Apple幹部で元Beats/Interscope Recordsの共同設立者のジミー・アイオヴィン氏が本日のビルボードとのインタビューで明らかにした。
同社は6月のWWDC 2017で、自社サービスの有料会員数が2,700万人に達したと発表した。つまり、Apple Musicはそれ以来、月額料金を支払って4,000万曲のカタログにアクセスする意思のあるユーザーを300万人も新たに獲得することに成功したことになる。
アイオヴィン氏はストリーミングは「現状のままで十分」だとは考えていない。
私たちは正しい場所にいると信じています。適切な人材と、現状に甘んじることなく取り組む姿勢を持っています。何百万人もの加入者を増やし、過去のカタログの売上も伸びているからといって、それでは成功とは言えません。このままでは長続きしないでしょう。ストリーミングだけでは十分ではないと思っています。
Appleがストリーミングに参入して売上が上がったからといって、すべてがうまくいくとは思えません。カタログを見れば、60年代が50年代になり、50年代が40年代になるのは時間の問題です。
60年代の音楽を聴いている人たちはいずれ死んでいく。私もその一人だ。人生は続いていく。だから、アーティストたちが一人では決して作れないような新しいものを作るのを助けなければならない。
ストリーミング事業のリーディングカンパニーであるSpotifyは、今年7月時点で6,000万人の有料会員を抱えています。SpotifyはAppleより数年のリードを誇っています。公式サービス開始は2008年10月、Apple Musicが参入したのはわずか2年前です。また、SpotifyはApple Musicがまだ提供していない、広告付きの無料プランも提供しています。