新たな報告によると、新たに漏洩した裁判所命令により、国家安全保障局(NSA)が現在、Verizon Wireless の米国携帯電話ユーザー数百万の通話記録を収集していることが明らかになった。
外国情報監視裁判所(FISA)がFBIに与えたこの命令は、通信事業者に対し、自社のシステム内で米国内および米国と他国間のすべての通話に関する情報をNSAに提供することを義務付けている。
ガーディアン紙は次のように報じている。
「ロジャー・ヴィンソン判事が署名したこの命令は、ベライゾン社に対し、米国と海外間の通信、または市内通話を含む米国内での通信のためにベライゾン社が作成したすべての通話詳細記録または「電話メタデータ」の電子コピーをNSAに提出することを義務付けている。」
包括命令の条件では、通話中の双方の電話番号、位置情報、通話時間、固有識別子、そして全ての通話の時間と長さが開示される。会話の内容自体は開示対象とならない。
この命令は、2001年の9.11同時多発テロ直後、ブッシュ政権がテロリスト摘発のために開始したデータマイニング計画の延長とみられる。当初は2038年4月まで機密解除されない予定だった。
報告書はさらに、この命令には通話やメッセージの内容や個人情報の提出は求められていないものの、それらの収集により、NSAはいつ、どこで、どのように個人が連絡を取ったかという「包括的な状況」を把握できるようになると述べている。
ご想像のとおり、この事件はここ12時間で爆発的に広がりました。本稿執筆時点では、「#NSA」がTwitterのトレンドに躍り出ていました。このハッシュタグを見ると、多くのアメリカ人がプライバシー侵害に憤慨していることが分かります。Verizonの顧客はサービスの解約を示唆しています。
当然ながら、Verizon 社も NSA も現時点ではコメントを拒否している。
それで、あなたはこのすべてについてどう思いますか?