Appleは本日、iOS、watchOS、tvOSのアップデートに加え、主にメンテナンスを目的としたmacOS Sierra 10.12.5ソフトウェアアップデートをリリースしました。ダウンロードに付属するリリースノートによると、10.12.5ではUSBヘッドホンとWindows 10のインストールに関する問題が修正され、将来のmacOSリリースに向けた基盤が構築されています。
さらに、このバージョンのmacOSは「将来のソフトウェアアップデートにおけるMac App Storeの互換性を強化します」。Appleは来月の年次開発者会議で、macOSの次期メジャーバージョンをプレビューする予定です。
macOS Sierra 10.12.5 は、Mac App Store の「アップデート」タブからインストールできます。
アップデートのセキュリティコンテンツの詳細については、Apple のサポートドキュメントをお読みください。
10.12.5 アップデートに含まれる Safari 10.1.1 では、WebKit 関連の脆弱性が 6 件以上修正されるとともに、フィッシング攻撃用に悪意を持って作成された Web ページではなく本物の Web ページにアクセスしているとユーザーを騙す可能性のある、アドレス バーのなりすましの新たな事例も修正されています。
OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5 で利用できます。
Mac および Windows 用の iTunes のマイナーアップデートも本日リリースされました。
iTunes 12.6.1 には、悪意を持って作成された Web コンテンツを処理した後に任意のコードが実行される可能性がある、Windows 7 以降での WebKit エクスプロイトの修正とともに、アプリとパフォーマンスの改善が含まれています。