インドではアップルの市場シェアが2%未満で、安価な携帯電話が市場を席巻しているが、同社は同国での市場戦略を変更したようだ。この変更により、人口13億3000万人のこの国の資金難の消費者は冷遇されることになった。
今朝エコノミック・タイムズが引用した匿名の情報筋によると、クパチーノの同社はインドで以下のiPhoneモデルの販売を停止した。
- iPhone SE
- iPhone 6
- iPhone 6プラス
- iPhone 6sプラス
その結果、iPhone 6sは新たなローエンドモデルとなり、これまでこの端末を購入できなかった人々が取り残されることになります。AppleがiPhone SEとiPhone 6sをインドで生産していることを考えると、これは興味深いことです。
匿名の業界幹部3人は、これはAppleの「インドにおける販売台数の増加ではなく、価値の向上に注力する」という新たな戦略の一環だと述べた。この変更により、インドにおけるiPhoneのエントリーモデルの価格は約8,000ルピー(約116ドル)上昇することになる。
AppleInsiderは次のように説明しています。
この変更により、顧客にとってAppleエコシステムへの参入障壁が上がることになる。iPhone SEはかつて21,000ルピー(306ドル)という低価格で販売されていたが、現在iPhone 6sは29,500ルピー(430ドル)となっている。5月、AppleはiPhone 6sを「インド製になった」と宣伝し、26,910ルピー(393ドル)という価格で販売した。
インドにおけるアップルの価格は、税金、インドでの事業コスト、安価な携帯電話の普及など、さまざまな要因により、競合他社よりも高くなっている。
2019年3月、Appleの契約製造業者であるWistronは、インドでの生産を拡大し、最新のiPhone XSとXRモデルを生産しました。FoxconnのCEO、テリー・ゴウ氏は先日、インドで製造されたiPhone 7モデルがWistronのベンガルール工場から欧州市場への出荷を開始したと発表しました。
先週木曜日、クパチーノの企業がインド製のiPhone XSとiPhone XRモデルを今年8月にインド国内で販売開始する準備をしているとの報道があった。
画像: ムンバイの Apple 再販店、フランシス・マスカレニャス |ロイター