iOSの「おやすみモード」を使えば、スイッチ一つでiPhoneに殺到するすべての通知を簡単に無音にすることができます。しかし残念ながら、「おやすみモード」はどちらかと言うと「全てかゼロか」という選択を迫られるような機能です。メッセージアプリで連絡先を個別に無音にすることも可能ですが、友人や家族と連絡を取り合うためにサードパーティ製のアプリをたくさん使っている場合は、これでは十分な制御ができません。
iBlockXは、iOS開発者のGreg0109とMeBlackHatが新たにリリースした脱獄アプリで、前述のジレンマを解決しようと試みています。iBlockXは、連絡先ごとに通話やその他の通知を無音にしたり、Appleがプリインストールしているかどうかに関わらず、ユーザーが設定した時間枠で複数のアプリを無音にしたりといった、多様なオプションをユーザーに提供します。
例えば、iBlockXを使えば、Discord、Telegram、Hangouts、Signal、Snapchat、TikTokなどのサードパーティ製アプリからの通話や通知であっても、特定の連絡先からの着信や通知をブロックできます。また、雇用主や、どうしても気付いてくれない迷惑な友人などから連絡をもらいたくない時間帯など、「静音」時間帯を指定することも可能です。
インストールすると、ユーザーは設定アプリ内に専用の設定パネルを見つけ、そこで iBlockX を好みに合わせて設定できるようになります。
ここでは、次のことができます。
- 必要に応じて iBlockX のオン/オフを切り替える
- 設定をブラックリストまたはホワイトリストのどちらで構成するかを選択します
- 連絡先リストから連絡先を選択し、いつどのように無音にするかを設定します
- 時間ブロックを無視する
- ブロックした連絡先が連絡を取ろうとしたときに再生されるカスタムサウンドを選択します。
- 音が出ない
- メール受信
- メール送信
- ボイスメールを受信
- SMSを受信
- SMSを送信しました
- カレンダーアラート
- 充電音
- カメラのシャッター
- 録音を開始する
- 録音終了
- ビデオ録画を開始する
- ビデオ録画を終了
- ショートダブルハイ
- ショートダブルロー
- ブロックした連絡先があなたに連絡しようとした場合、ステータスバーの色を変更します
- 通知アイコンを非表示にする
- 変更を適用するためにリスプリングする
- さらに…
連絡先を選択すると、その人に対して詳細なオプションを設定できます。
ここでは、次のことができます。
- 連絡先をブロックするかホワイトリストに登録するかを選択します
- ブロックまたはホワイトリストに登録するアプリと連絡方法を選択します。
- 電話
- FaceTime通話
- Facebookメッセンジャー通話
- WhatsAppメッセンジャー通話
- Discord通話
- Telegram通話
- ハングアウト通話
- 信号呼び出し
- iMessageメッセージ
- Facebookメッセンジャーメッセージ
- Twitterメッセージ
- WhatsAppメッセンジャーメッセージ
- スナップチャットメッセージ
- Discordメッセージ
- テレグラムメッセージ
- ハングアウトメッセージ
- 信号メッセージ
- TikTokメッセージ
- 週7日間すべてに対してブロックまたはホワイトリストの時間枠を設定します
ここで設定を行うと、設定はホーム画面からアクセスできる「iBlockX」というGUIアプリに保存されます。設定アプリを再度開くことなく、アプリから簡単にルールを確認したり削除したりできます。
サードパーティの連絡先ルールが機能するには、連絡先アプリの「ソーシャルプロフィールを追加」オプションを使って、対象の連絡先にソーシャル情報を追加する必要があります。例えば、ある人物からのTwitterメッセージが通知として届かないようにしたい場合は、その人のTwitterハンドルを連絡先カードに追加する必要があります。他のアプリでも同様の基本ルールが適用されます。
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迷惑な人に迷惑をかけたくない時に、iBlockX を活用して迷惑な人から守ってみませんか?ぜひ下のコメント欄で教えてください。