2017年12月6日、Appleは1ヶ月間のテストを経て、macOS High Sierra 10.13.2を一般公開しました。この無料ソフトウェアアップデートでは、内部的な機能強化が行われましたが、新しいユーザー機能やその他の外観上の変更は追加されていません。
macOS High Sierra 10.13.2は、High Sierraに対応するすべてのMacコンピュータモデルで利用可能で、Mac App Storeの「アップデート」タブからダウンロードできます。フルインストーラが必要な場合は、Mac App StoreまたはApple.comから4.8GBのダウンロードが必要です。
この macOS アップデートに含まれる内容は次のとおりです。
macOS High Sierra 10.13.2アップデートは、Macの安定性、互換性、セキュリティを向上させます。個人ユーザー向けに以下の修正と改善が含まれています。
- 特定のサードパーティ製USBオーディオデバイスとの互換性が向上しました
- プレビューでPDFドキュメントを表示する際のVoiceOverナビゲーションを改善
- 点字ディスプレイとメールの互換性を向上
また、次のエンタープライズ コンテンツも含まれます。
- キーチェーンに保存された資格情報を使用して NTLM 認証を使用する SharePoint Web サイトにアクセスする際のパフォーマンスが向上します。
- PAC ファイルで定義されたプロキシ情報を使用するネットワーク上で、Launch Daemons によって呼び出される Mac App Store やその他のプロセスが動作しない問題を解決しました。
- ユーザーとグループの環境設定以外で Active Directory のユーザーパスワードを変更すると、新しいパスワードを使用して FileVault ボリュームのロックを解除できるようになりました (以前は、古いパスワードのみがボリュームのロックを解除していました)
- 共有ポイントの名前にドル記号が含まれている場合の SMB ホームディレクトリとの互換性が向上しました。
このソフトウェアアップデートは、macOS High Sierra 10.13.1 を実行しているすべての Mac に推奨されます。
macOS High Sierra を実行しているその他すべてのシステムでは、Mac App Store のソフトウェア アップデート メカニズムを使用して macOS High Sierra 10.13.2 をインストールすることをお勧めします。
一部の機能は、すべての国またはすべての地域では利用できない場合があります。
詳細については、Appleの公式macOS機能提供状況ページをご覧ください。macOS High Sierra 10.13.2のセキュリティコンテンツに関する詳細は、公式サポートドキュメントをご覧ください。