北米以外では、中国がAppleにとって最大の市場となるかもしれない。iPhone 5は、発売後3ヶ月以内に中国聯通(チャイナ・ユニコム)と中国電信(チャイナ・テレコム)から発売される予定だが、最大の顧客は依然として中国移動(チャイナ・モバイル)の7億人の加入者だ。
現在、アップルウォッチャーは、iPhone 5にひっそりと追加された新技術により、この象徴的な端末が世界最大の携帯電話会社によってまもなく販売される可能性が高まると考えている。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、iFixitがiPhone 5を分解した際に発見されたクアルコムのチップはTD-SCDMAに対応しているという。この伝送技術は中国移動の3G版であり、Appleが中国移動をアジアの巨大企業における第3のパートナーとして狙っていることを示唆している。そのため、AppleがiPhone 5の技術仕様書でTD-SCDMAについて言及していないのは興味深い。
HSBCの研究者によると、AppleはすでにGSM、CDMA、グローバルGSM向けにLTEサービスを提供しているため、Apple側に必要な変更はわずかで済むという。こうした動きはAppleと中国移動の双方に利益をもたらすだろう。
中国移動はiPhoneを提供することで株主の称賛と利益を得られるだけでなく、Appleは中国のモバイル市場におけるシェア拡大も期待できます。カリフォルニア州クパティーノに本社を置くAppleは、中国電信(チャイナテレコム)と第2位の中国聯通(チャイナユニコム)と契約を結んでいますが、第2位の中国聯通の2Gおよび3G加入者数は合計でわずか2億2700万人に過ぎず、これは第1位の中国移動のほんの一部に過ぎません。さらに、中国移動をiPhoneのラインナップに加えることで、Appleの売上は年後半に好転するだろうと報じられています。
主要製品発表の合間にiPhoneの新バージョンをリリースすることは珍しくありません。2011年には、AppleがVerizon Wireless向けにiPhoneの新バージョンを発表しました。ちなみに、China Mobileの加入者数は米国の全人口の2倍に相当します。
あなたの立場は?
AppleはChina Mobileの膨大な顧客基盤を狙うべきだろうか?
むしろ、供給問題やアルミニウムに傷がつく可能性があるという暴露に関する議論をそらすことになるはずだ。