システムクラッシュや停電の後に Mac を自動的に再起動して、ダウンタイムやワークフローの中断を最小限に抑える方法を学びます。
Mac を常時実行したままにしておきたい場合は、macOS が突然クラッシュしたり停電したりした場合に備えて、Mac が自動的に再起動するように設定しておくとよいでしょう。
これを行うには、設定でスイッチを切り替えるか、コマンド ラインを使用するという 2 つの方法があります。このチュートリアルでは、両方の方法について説明します。
macOSを自動的に再起動させるターミナルコマンド
ターミナルを開き、次のコマンドを入力または貼り付け、Enterキーを押して実行します。
sudo systemsetup -setrestartfreeze オン
ログインパスワードを入力し、Enterキーを押してこの操作を承認してください。セキュリティのため、ターミナルではパスワード入力中に文字は表示されません。
自動再起動をオフにするには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
sudo systemsetup -setrestartfreeze オフ
次のコマンドで自動再起動のステータスを確認できます。
sudo システムセットアップ -getrestartfreeze
システム設定で自動再起動をオンにする
システム設定で Mac の自動再起動オプションをオンにするには、次の手順に従ってください。
- 左上隅のApple メニューをクリックし、 「システム設定」を選択します。
- サイドバーで「エネルギー」または「エネルギー節約」を選択します。
- 右側にある「停電後に自動的に起動する」のスイッチをオンにします。
UPS 電源を使用しながら、指定した時間に Mac をシャットダウンするように設定することもできます。
「caffeinate」コマンドでMacの起動時間を制御する
Mac の起動時間を制御するには、次のターミナル コマンドを実行します。
カフェイン -t [秒]
たとえば、Mac を 1 時間 (3600 秒) 実行し続けるには、ターミナルに次のように入力します。
カフェイン -t 3600
ターミナルの実行中に Mac がスリープ状態にならないようにするには、パラメータなしでコマンドを実行します。
カフェイン
caffeinate コマンドを中止するには、ターミナル ウィンドウでControl + Cキーを押します。
必要なだけMacを起動したままにしておく
長時間の4Kビデオプロジェクトのエクスポートや数ギガバイトのインストーラのダウンロードなど、Macが完了に時間のかかるプロセスを実行している場合、クラッシュや停電後にmacOSを自動的に再起動させる機能は非常に便利です。もしそうなら、Macがスリープ状態になったり、画面が暗くなったり、スクリーンセーバーが表示されたりしないようにする方法を学ぶと良いかもしれません。