Appleは昨日、iOS 6.1の最初のベータ版を開発者向けにリリースしました。もちろんまだ初期段階ですが、新しいファームウェアにはすでにいくつかの変更点が見られ、ロック画面の音楽コントロールも刷新されています。
また、読者の方からご指摘いただいたように、iOS 6.1では標準のマップアプリに「問題を報告」ボタンが追加されました。これは従来の小さなバグ報告リンクに代わるもので、マップアプリをより良くしていくというAppleのコミットメントを示すものです。
Appleマップは、近年の同社にとって最大の失策の一つと言えるでしょう。スコット・フォーストール氏が今年の夏、iOS 6で時代遅れのGoogleマップアプリを、3Dの建物表示と音声によるターンバイターンのナビゲーション機能を備えた自社開発のマップに置き換えると発表したとき、人々は当初興奮しました。
しかし、AppleがiOS 6のベータ版を次々とリリースするたびに、位置情報が欠落し、道順も不正確な、水準の低いマップアプリをリリースしたため、その興奮はすぐに冷めてしまいました。そして、Appleがこれらの深刻なバグを一切修正せずに新ソフトウェアを一般公開したことで、人々の怒りは爆発し、メディアは激しい非難を浴びました。
Appleのマッピングの失敗は顧客や競合他社から批判を浴び、CEOのティム・クック氏は国民に謝罪の手紙を書かざるを得ないほどでした。これは、前述のiOSソフトウェア担当SVPスコット・フォーストール氏の最近の退任発表の大きな要因になったとも言われています。
しかし、状況は改善しつつあるようです。9月にiOS 6がリリースされて以来、マップアプリにはすでにいくつかの改善が見られており、AppleはiOS 6.1でもその改善をさらに進めようとしているようです。
改善プロセスをスピードアップするために、マップアプリで問題を報告する方法を説明したガイドをご用意しました。また、バグ報告ポータルへの新しい大きなリンクにより、報告がさらに簡単になりました。
