KeenLab は、Apple の最新ファームウェアで成功した脱獄を実証したことで有名ですが、今回もまた成功したようです。
InfiltrateCon 2018 で発表した KeenLab のセキュリティ研究者 Liang Chen 氏は、本稿執筆時点で 1 週間足らず前に Apple からリリースされた iOS 11.3.1 を実行する、完全にジェイルブレイクされた iPhone X のデモを行いました。
Chen氏が自身のTwitterアカウントから共有した上記の画像では、端末上でCydiaが動作しているのがはっきりと確認できます。さらに重要なのは、アプリの下部に表示されるテキストでファームウェアバージョン（11.3.1）が判別できることです。
しかし、まだ興奮しすぎないでください… KeenLab の実績を考慮すると、この脱獄が一般の人々の手に渡る可能性は低いようです。
むしろ、これは、Apple の最新かつ最も安全なバージョンの iOS でさえ、脱獄に利用できる脆弱性を依然として備えていることを私たち全員に思い起こさせる概念実証以上のものとみなされるべきではない。
現時点では、CoolStarのiOS 11.0～11.1.2向けElectra脱獄ツールが、iOS 11デバイス向けの最も包括的な脱獄ツールとなっています。CydiaとMobile Substrateについては、Saurik氏による公式アップデートをまだ待っていますが、他の脱獄ツールが不足していることを考えると、彼がこれらのアップデートをどのように展開するかは現時点では不明です。
最新バージョンのiOSでも、近いうちにジェイルブレイクが登場することを期待していますか？ぜひ下のコメント欄で教えてください。
