Apple は本日、Worldwide Developers Conference の基調講演で、iPhone と iPad のシステム全体の検索機能に対するいくつかの注目すべき改善を発表しました。
興味深いことに、AppleはiOSの検索機能をmacOSから借用した名称であるSpotlightに戻しました。iOS 15とiPadOS 15のSpotlightには、写真アプリのオブジェクトとシーンの認識を利用した写真検索機能が統合されています。
これにより、ホーム画面から下にスワイプしてSpotlightを起動し、豊富なメタデータを使って写真データベース全体を検索できるようになります。例えば、Spotlightを使って写真に写っている人物だけでなく、風景（ビーチ、森など）、撮影場所、写真に写っている要素（幼児、猫など）を検索できます。
それだけでなく、iOSとiPadOS 15のSpotlightは、光学式文字認識（OCR）を使って画像上のテキストを瞬時に見つけられる新機能「Live Text」に対応しています。SpotlightのLive Textを使えば、写真内のテキストを簡単に見つけることができます。
より豊富な人物検索、最近のメッセージチャットなど
また、連絡先データを活用し、Spotlightで連絡先の写真を含むすべての連絡先情報を整理して表示することで、連絡先の検索結果が大幅に充実しました。iOS 15およびiPadOS 15のSpotlight機能強化には、メッセージアプリから最近の会話を表示したり、共有写真を検索したりする機能なども含まれます。
そして最後に、Spotlight では、俳優、ミュージシャン、テレビ番組、映画に関する情報を検索するときに、より詳細な情報を含むさらに豊富な結果が表示されるようになりました。
